
| マセラティ、アルファロメオはともに力を合わせてこの苦境を乗り切る |
この記事の要約
- 歴史的合体:アルファロメオとマセラティが「ボッテガフオーリセリエ(BOTTEGAFUORISERIE)」として初の共同出展
- 伝説の復活:世界限定33台の「33ストラダーレ」や、10台限定の「ジュリア・ルナロッサ」が登場
- サーキットの怪物:740馬力を誇るマセラティ「MCXtrema」など、市販車の枠を超えた至高のラインナップ
パリでベールを脱いだ「BOTTEGAFUORISERIE」の衝撃
パリにて開催された展示イベント「アルティメット・スーパーカーガレージ(Ultimate Supercar Garage)」にて、イタリアが誇る二大巨頭、アルファロメオとマセラティによる新プロジェクト「BOTTEGAFUORISERIE(ボッテガ・フオリセリエ)」がついにその全貌を現すことに。
Image:Maserati
これは単なる展示にとどまらない、イタリアの卓越した職人技と最新技術を融合させ、「ビスポーク(注文仕立て)の未来」を形にする戦略的なビジョンでもあり、会場ではファンの度肝を抜く4つの特別なモデルが華麗にスポットライトを浴びたようですね。
展示された「究極の4台」詳細スペックと特徴
1. アルファロメオ 新型33ストラダーレ(New 33 Stradale)
1960年代の伝説的アイコンを現代に蘇らせた、世界限定33台の芸術品。
展示車両はヘリテージを象徴するグリーンを纏い、最高出力630馬力のV6ツインターボを搭載。すでに全車完売というプレミアムモデルです。
Image:Maserati
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2. アルファロメオ ジュリア・クアドリフォリオ・ルナロッサ
ヨットレースの最高峰「アメリカズ・カップ」への参戦を記念した、世界限定わずか10台の特別仕様車。
空力性能を徹底追求し、標準モデルの5倍のダウンフォースを発生させます。
Image:Maserati
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3. マセラティ MCXtrema(MCエクストレーマ)
サーキット専用に開発されたマセラティ史上最も過激なマシン。
世界限定62台で、740馬力を叩き出す「ネットゥーノ」V6エンジンを搭載しており、展示車は往年の名車MC12をオマージュしたブルー&ホワイトの特別なカラーリングをまといます。
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4. マセラティ GT2ストラダーレ
レーシングカー「GT2」の公道走行可能バージョン。
最高出力640馬力、最高速度320km/h超という圧倒的スペックを持ちながら、ラグジュアリーな快適性も兼ね備えた「サーキット直系の公道王者」。
Image:Maserati
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主要諸元・比較表
| 項目 | アルファロメオ 33ストラダーレ | マセラティ MCXtrema | マセラティ GT2ストラダーレ |
| エンジン | 3.0L V6 ツインターボ | 3.0L V6 "Nettuno" | 3.0L V6 "Nettuno" |
| 最高出力 | 630 hp | 740 hp | 640 hp |
| 0-100km/h加速 | 3.0秒未満 | (非公表/サーキット専用) | 2.7秒 |
| 最高速度 | 333 km/h | (非公表) | 320 km/h以上 |
| 生産台数 | 世界限定33台 | 世界限定62台 | 通常生産(高カスタマイズ) |
Image:Maserati
なぜ今、アルファとマセラティが手を組むのか?
このプロジェクトの核心は、ステランティス・グループによる「イタリアン・ラグジュアリーの再定義」にあり、「ボッテガ フオーリセリエ(BOTTEGAFUORISERIE)」は以下の4つの柱で構成されています。
- Bottega(ボッテガ):唯一無二のワンオフ、少数生産モデルの製造。
- Fuoriserie(フオリセリエ):顧客の夢を形にするパーソナライズプログラム。
- Racing(レーシング):革新的なエンジニアリングの追求。
- History(ヒストリー):クラシックカーの修復と認証、遺産の保護。
マセラティのCEO、サント・フィチーリ氏は「歴史への敬意と、大胆な未来への挑戦を同時に書き記すことがミッションである」と述べており、さらには今後も驚くような限定モデルが登場することを示唆しているため、非常に期待がかかるプロジェクトでもありますね。
Image:Maserati
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「所有する」から「作品を共創する」時代へ
今回の発表で注目すべきは、マセラティ GT2ストラダーレの購入者の約80%がパーソナライゼーション(Fuoriserie)を利用しているという点。
現代の超富裕層は、単に高価なクルマを欲しがるのではなく「自分だけのストーリー」を車に求めていることが明らかになっています。
アルファロメオやマセラティのような100年以上の歴史を持つブランドが、最新のカーボン技術と伝統的な職人技を駆使して、オーナーと一緒に「動く芸術品」を作り上げる。
これこそが、電動化が進む現代において、内燃機関モデルが生き残るための「究極の付加価値」なのかもしれません。
Image:Maserati
結論:イタリアン・スーパーカーの逆襲が始まる
「BOTTEGAFUORISERIE」の誕生は、アルファロメオとマセラティが再び世界の頂点へ返り咲くための狼煙(のろし)です。
効率重視のクルマ作りとは一線を画す、情熱と官能に満ちたこのプロジェクトから、次はどんな伝説が生まれるのか。
クルマを「移動手段」ではなく「魂の表現」と捉えるファンにとって、2026年はこれまでにない刺激的な年になりそうですね。
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参照:Maserati



















