| ハイパーカー市場は年々拡大中 |
ケーニグセグがその新モデル「レゲーラ」の生産予定数80台すべてが売れた、と発表。
価格は2億2000万円、0-100キロ加速2.7秒という価格も加速もハイパーな車ですが、なんといってもその特徴は「ハイブリッド」。
もちろんケーニグセグ初のハイブリッドカーであり、5リッターツインターボV8エンジンに3モーターを組み合わせるというシステムを採用しています。
さらにはトランスミッションレス、1500馬力とトピックだらけの車となるものの、もともとケーニグセグは「カムレスエンジン」や「カーボンホイール」など独自の技術を追求する会社であり、この「レゲーラ」はその集大成とも言えそうです。
ケーニグセグCEO、クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏がスーパーカーを作ろうと決めた時、最初はどこか既存の自動車メーカーからエンジンの供給を受けようと考えたそうですが、当時自身の考える条件を満たすものがなく、そこで「エンジンも自分で作るしか無い」と考えた、と言われます。
もともと自動車を愛する人であったようで、近頃も社内用コンフィギュレーターを使用し、「自分が貧しい頃に乗っていた」マツダ・ロードスターの内外装を再現したアゲーラを作成するなど、車に対する思い入れが強いようですね(そして当時そのロードスターの助手席に乗っていたガールフレンドが今では奥さんに)。
そして最近では納車待ち5年と言われる期間を短縮すべく業容を拡大し人員を募集していますが、その条件としてケーニグセグCEOは「自分で車を弄り、オイルで汚れることを厭わないような人材がほしい(つまり自分がそうだったから)」、とも。
パガーニと並び評されることが多いメーカーでもあり、今後のさらなる展開にも期待がかかるところです。
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