2024年6月の国産車登録ランキング公開。マツダは全車種で前年比半分以下、CX-60は2割以下に。「長期間同じデザインを採用し、どの車種も同じように見える」ため食傷気味に？

｜　加えて、マツダ車のボディカラーはほとんどが同じである　｜

そう考えると、トヨタは車種によってデザインや人気ボディカラーが異なり、見飽きることはないようだ

さて、2024年6月の国内自動車登録状況（国産自動車メーカー）が公開に。

まずはメーカーごとの販売台数を見てみると、トヨタが118,929台（前年比87％）、ホンダが30,639台（前年比145.4％）、日産が21,175台（前年比82.3％）、スズキが10,183台（前年比109.7％）、スバルが7,375台（前年比114.6％）、マツダが5,818台（前年比48.1％）、ダイハツが1,294台（前年比133.1％）という順番となっており、国産自動車メーカートータルだと前年比93.0％という数字です。

これを見るにホンダの好調が目立ちますが、内訳を見るにヴェゼルやZR-V、WR-VといったSUVの好調に支えられているようですね（今後フリードの販売がプラスされるはずなので、ホンダの好調はしばらく続きそう）。

マツダのデザインは「飽きられて」いる？

反面ちょっと心配なのはマツダで、トータルの登録台数は前年同月比で48.1％、そして車種個別に見ても（ランクインしている範囲では）すべて前年割れとなっており、CX-60に至っては前年比18.7％。

その理由は定かではなく、しかしぼくが思うのは「マツダのデザインは飽きられているのではないか」ということ。

マツダはここしばらく同じデザイン言語を採用しているものの、トヨタや日産、ホンダのデザインは大きく変わりつつあり、とくにホンダや日産は「クリーンで未来的」になりつつあるのに対し、マツダのデザインは「旧来の自動車的」で、先進性があまり感じられないようにも思います。

ちなみにですが、「マツダのいいところは、型落ちのクルマに乗っていても古い車だとバレない」と言っていた人が（ぼくのまわりに）いたものの、それは裏を返せば「最新のマツダ車でも新しく見えない」「ずっと見たが変わらない」と言い換えてもよく、よってマツダのデザイン、そしてボディカラーが食傷気味になってきたのかもしれません（さらには買い替える気も起きないのかもしれない）。

そのほか気づくのはアルファードが前年比で8.8倍、ヴェルファイアが11倍と大きく伸びていること、そしてレクサスLMがはじめてランキングに登場したことですが、これらの躍進を見るに、おそらく「一気に受注分の生産が可能になった」ということなのだと思われます。

加えてランドクルーザーもランキング12位と検討しており、これはなんとハリアーの「上」ではあるものの、実際に走っている姿を（ハリアーほど）多く見かけるわけではないので、やはり”輸出”されているのかもしれませんね。

2024年6月の国内自動車登録ランキングはこちら

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参照:日本自動車販売協会連合