| やはり日本市場は「安定した成長」を見せている |
一方でフォルクスワーゲンは大きな落ち込みを見せ、単月で「4位」に転落する
さて、2024年7月の国内輸入車登録状況が公開。全体としては前年比89.9%と今までに無い落ち込みを見せていますが、これはフォルクスワーゲンの7月の登録台数が前年比34.7%と大きく減少しているためで(マイナス2,338台)、これがなければ輸入車全体の販売は前年を超えていたという状況です。
なお、フォルクスワーゲンのこの落ち込みについては理由がわからず、「入荷のタイミングが悪く7月に登録できる車両がなかったのか」あるいは別の理由なのかは来月の統計発表を待つしかなさそうですが、その他についてもいくつか注目すべき点があるようです。
2024年7月の輸入車国内登録状況はこうなっている
そこでいくつかの気になった点を見てみると、ヒョンデそしてBYDが好調に販売を伸ばしていることで、これらはそれぞれコナそしてドルフィンやSEALといったニューモデルを追加したことが奏功したのかもしれません。
そのほかメルセデス・ベンツとBMWは強いもののアウディは弱く、プレミアムブランドだとマセラティ、アルファロメオ、ジャガー、ベントレーは低調で、SUV専業ブランドではジープが今ひとつ、しかしランドローバーは絶好調。
そしてポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、アストンマーティンの登録台数も前年比で大きく伸びていて、プレミアムスポーツカーブランドの強さを伺わせるところとなっています。
ブランド | 当月販売台数 | 昨年同期比 | 今年の累計 | 昨年同期比 |
メルセデス・ベンツ | 4,084 | 110.3% | 29,775 | 101.6% |
フォルクスワーゲン | 1,240 | 34.7% | 14,710 | 90.7% |
BMW | 2,672 | 119.1% | 18,774 | 99.1% |
アウディ | 1,343 | 82.3% | 13,474 | 97.5% |
MINI | 1,386 | 110.7% | 7,907 | 78.0% |
ボルボ | 877 | 92.1% | 7,232 | 83.6% |
ジープ | 681 | 82.3% | 5,367 | 80.0% |
プジョー | 346 | 64.3% | 3,107 | 62.2% |
ポルシェ | 752 | 127.2% | 5,428 | 111.5% |
ルノー | 308 | 63.2% | 3,336 | 74.3% |
フィアット | 373 | 114.8% | 2,443 | 91.0% |
シトロエン | 216 | 69.7% | 1,735 | 51.5% |
ランドローバー | 398 | 74.4% | 4,650 | 93.5% |
アバルト | 221 | 206.5% | 1,078 | 132.3% |
アルファロメオ | 55 | 54.5% | 620 | 58.8% |
ジャガー | 26 | 65.0% | 387 | 91.1% |
フェラーリ | 175 | 134.6% | 892 | 109.6% |
マセラティ | 83 | 68.6% | 742 | 94.2% |
DS | 26 | 50.0% | 291 | 46.2% |
ランボルギーニ | 85 | 265.6% | 449 | 147.7% |
キャデラック | 21 | 77.8% | 259 | 73.8% |
ベントレー | 38 | 70.4% | 335 | 98.2% |
フォード | 19 | 82.6% | 100 | 63.7% |
ダッジ | 11 | 73.3% | 65 | 49.6% |
ロータス | 27 | 337.5% | 170 | 850.0% |
マクラーレン | 31 | 258.3% | 148 | 142.3% |
BYD | 207 | 265.4% | 1,187 | 194.3% |
アストンマーティン | 55 | 166.7% | 314 | 115.9% |
ロールスロイス | 43 | 252.9% | 215 | 168.0% |
シボレー | 38 | 67.9% | 357 | 82.3% |
アルピナ | 21 | 116.7% | 245 | 140.8% |
ヒョンデ | 43 | 286.7% | 382 | 157.2% |
ブガッティ | % | % | ||
合計 | 16,230 | 89.9% | 129,307 | 92.5% |
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参照:日本自動車輸入組合