| コールハーンは「行き過ぎず」価格や機能、デザインのバランスに優れる |
参考までに現在コールハーンはナイキの傘下となっている
さて、コールハーンのハイカーブーツを購入。
ぼくはいくつかコールハーンのシューズを所有していますが、いずれも「実用品」という位置づけ(および購入目的)です。
ここでコールハーン(COLE HAAN)について触れておくと、設立はトラフトン・コールとエディ・ハーンという2人によって1928年にアメリカにて創業されており、当時販売していたのはローファーやサドルシューズといった学生向けの靴であったと言われます。
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コールハーンは「アメリカ」のブランド
ここで強調しておきたいのは、コールハーンは「アメリカ」のブランドであるということ。
アメリカは非常に合理的な考え方をする国で、(欧州に比較して)歴史が浅いためか革新的・挑戦的な手法を採用することが多く、たとえば食べ物に関しても「どうせパンとハンバーグを一緒に食べるなら、パンでハンバーグを挟んでハンバーガーを作ってみた」という具合ですね。
リーバイスのジーンズについてもやはり合理性を追求したつくりがなされていますが、アメリカの靴やファッションブランドの多くが「実用性や実生活から誕生したもの」であり、貴族向けの製品としての成り立ちを持つ欧州の多くのブランドとは全く異なる背景を持っています。
そしてコールハーンもやはりそういった合理的な考え方をする企業のひとつであり、ダナーやレッドウイング、ティンバーランドといったアメリカのシューズブランド同様に実用的な靴づくりを行っていて、しかしそれらのような「ヘビーデューティー」よりは「日常生活寄り」といった性格がその特徴。
よって「歩きやすさ」といった方面での実用性を追求することになりますが、1998年にナイキ傘下に入ったことでその方向性がさらに強化されることになり、ナイキ得意のクッショニングシステム「エアー(Air)」を取り入れた「ルナグランド」、さらにはナイキの開発による「ゼログランド」を発売し現在に至りますが(セログランドは現在の主力製品でもある)、このゼログランドの一部は「メダリオン加工が施されたアッパーにラバーソールを組み合わせる」という、欧州のシューズメーカーでは考えられないような製品です。
いうなれば「合理性を考えて最適解を追求した」ハンバーガーのような製品がこのゼログランドだと考えているのですが、モデルによっては「超軽量、超屈曲性」を持っており、これはほかの靴にはない特徴だと言えるかもしれません。
コールハーンのハイカーブーツはこんな靴
そこで今回購入したコールハーンのハイカーブーツを見てみると、いわゆるマウンテンブーツやアンクルブーツと呼ばれるたぐいの一足です。
最大の特徴としては「軽量なのに高いグリップと防水性を誇る」というところだと捉えていて、素材は牛革とファブリック。
アッパーはそこまでゴツくはなく、この手の靴にしては意外と細身かも。
一方でソールはへビーデューティー。
ヒール部分はこう。
トゥ部分は巻き上げソール、そして別布によって強化されています。
サイド部分にはステッチ。
意外と複雑なレイアウトを持っていて・・・。
単調なデザインにならないように仕上げられているようですね。
そしてブランディング的要素もよく考えられており、各部にはCOLE HAANのロゴや・・・。
サブブランドである「ゼログランド」のロゴも。
シュータンにもCOLE HAAN。
アンクル部分は薄く強度のあるファブリックが用いられており、マウンテンブーツによくある「パッド入り」ではないためにすっきりしたデザイン。
インナーソールはウォータープルーフで・・・。
クッション性のある素材を使用しており、「誰が見るんだ」という裏面にまでも「COLE HAAN」のロゴ、そしてゼログランドのイメージカラーでもあるイエローが使用されていて、あらゆる部分で徹底したプレゼンスを誇る一足だと思います。
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