| このBACもいつかはガソリンエンジンを捨てねばならないときが来るだろう |
その時まではこの軽量性、そしてシンプルさは輝きを放ち続けるに違いない
さて、英国を拠点に活動する「おそらくは世界一ピュアなスポーツカー」を作り続けるブランドのうちのひとつ、MONO。
今回は2024年モデルのMONOを発表しており、これはすでに発表された「MONO R」の仕様が反映されたクルマとなっていますが、フロントのLEDライト、そしてリアスポイラーなどが外観上の変更点。
ただし最大のポイントは「その中身」にある
このBMC MONOに積まれるのはフォード製2.5リッターガソリンエンジンで、これをチューンすることで311馬力(従来比で6馬力アップ)/313Nmを発生し、反面車体重量は10kg軽くなって570lg(信じられないが本当に570kg)へ。
1トンあたりの出力は546ps、前後重量配分は41:59となりますが、トランスミッションはギア比を指定できる6速マニュアル、駆動輪はもちろん後輪のみ、そして0-96km/h(0-60マイル)加速は0.1秒短縮されて2.7秒をマークする、とアナウンスされています。
装着されるタイヤはモノ専用に設計されたピレリ製トロフェオR、そしてサスペンションとシャシーのさらなるアップデートによってハンドリングはいっそうシャープに。
そのほか、エンジンには新しいカーボン製エアクリーナーボックスと独立スロットルボディが採用されたようですね。
なお、BACもまたケータハムやドンカーブートのように「ガソリン車の終焉を前にして」受注が大幅に増加していると報じられており、リバプールの工場は「大忙し」となっているもよう。
ちなみにBACは元マクラーレンCEO、マイク・フルーイット氏が新しく会長に就任しており、おそらく今後はマクラーレンの持っていたノウハウ、そしてコネクションをフル活用してこれまで以上に優れた製品を作ることになるものと思われ、今後の活躍にも期待したいところですね。※ただ、いずれは「(少量生産メーカーといえども)脱ガソリンエンジン」を模索する必要があり、ケータハムのように新しい動力源を積んだクルマを開発せねばならないもとは間違いない。直近の環境対策としては、フォードのEcoBoost 2.3リッター・ターボエンジンを積むことでしのぐようだ
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