>マクラーレン(McLaren)

マクラーレンがモナコGPに向け特別カラー「セナ・センパー(セナよ永遠なれ)」をペイントしたセナ30とMCL38を公開。セナ30には「遠くを見つめるセナ」も再現【動画】

マクラーレンがモナコGPに向け特別カラー「セナ・センパー(セナよ永遠なれ)」をペイントしたセナ30とMCL38を公開。セナ30には「遠くを見つめるセナ」も再現【動画】

| 車体上に再現されるアイルトン・セナは手書きのドットマトリクスにて |

このセナ30は「マクラーレン・セナのプリプロダクションモデル」をベースに制作されている

今年は1994年のサンマリノGPにおけるアイルトン・セナの死から30年というひとつの節目となっており、レゴやドゥカティが相次ぎアイルトン・セナへのトリビュートとなる製品を発表していますが、今回マクラーレンが「2つの」セナへの賛辞を公開しています。

ひとつはモナコグランプリ(セナが6回の記録優勝を果たしたレース)を走るF1マシン「MCL38」、そしてもうひとつは”アルティメット・シリーズ”ハイパーカーである「セナ」。

両方ともアイルトン・セナが使用していたヘルメット、そしてそのモチーフとなったブラジル国旗(ブルー、イエロー、グリーン)にインスパイアされたカラーリングを持ち、ひと目でそれとわかる仕様を持っています。

McLaren-Senna-30 (8)
McLaren

ドゥカティが「モンスター・セナ」を25,000ドル、341台のみ限定にて販売開始。1990年に始まったセナとドゥカティの関係とは
ドゥカティが「モンスター・セナ」を25,000ドル、341台のみ限定にて販売開始。1990年に始まったセナとドゥカティの関係とは

Image:Ducati | 意外かもしれないが、アイルトン・セナはドゥカティの愛好家でもあった | 正直、このモンスター・セナの25,000ドルという価格は破格としか思えない さて、レーシングレジェ ...

続きを見る

このカラーリングの名称は「セナ センパー」

なお、この特徴的なカラーリングは「Senna Sempre(セナ センパー)」と名付けられており、これは「セナよ永遠に」という意味なのだそう。

ペイントを担当したのはマクラーレンのパーソナリゼーション部門「MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)」で、アイルトン・セナ・インスティテュート(セナ財団)との共同にて開発がなされています。

McLaren-Senna-30 (9)
McLaren

なお、今回MSOは新たに「ウォッシュ」と呼ばれる技術を開発しており、これは水彩画のように各カラーをお互いにブレンドするという手法です。※これによってスピードを表現している

McLaren-Senna-30 (2)
McLaren

さらには「McLaren」エンブレムもボディカラーに合わせた変更がなされていますが、マクラーレンは(エリザベス二世の在位70周年記念モデルなど)装着されるエンブレムを車両の仕様と一致させることがあるようですね。※アストンマーティンもまれにこれを行うが、エンブレムの仕様を変更する例は各自動車メーカーにおいても稀である

マクラーレンがエリザベス二世の在位70周年を記念し特別色とエンブレムを公開!なお本社を開設した2104年5月12日、最初に訪問しゲストブックに記帳したのはエリザベス二世だった
マクラーレンがエリザベス二世の在位70周年を記念し特別色とエンブレムを公開!なお本社を開設した2104年5月12日、最初に訪問しゲストブックに記帳したのはエリザベス二世だった

| 残念ながら、マクラーレンは現在ロイヤルワラントを獲得していない | おそらくは品質の問題ではなく、乗車定員や走行条件が限定されるからだと思われる さて、マクラーレンが「エリザベス二世の在位70周年 ...

続きを見る

ボディ随所にはセナのマーク(ダブルS)が表示され・・・。

McLaren-Senna-30 (6)
McLaren

リアウイング上面には「Senna」の文字。

各部にはセナのヘルメットを意識したホワイトのボーダーラインが入ります(これによって各色が際立っている)。

McLaren-Senna-30 (5)
McLaren

リアの側面には、トラックの内外でアイルトン・セナを描いたドットマトリクスのアートワーク(なんと手作業による再現)。

運転席側には遠くを見つめるセナの表情、助手席側ではヘルメットを被ったセナが再現されているようですね。

McLaren-Senna-30 (10)
McLaren

ちなみに社内外に表示されている数字は「セナがマクラーレンのF1マシンに乗って勝利を収めた、1989年から1993年にかけて5勝を記録した際のレースナンバー」。※1987年の勝利はロータス時代

McLaren-Senna-30 (7)
McLaren

マクラーレン・セナ30はこんなインテリアを持っている

そしてこちらはセナ30のインテリア。

カーボンファイバーにブラックのアルカンターラ、そしてシート上のクッションはイエロー(ドットにてレースナンバーが再現される)。

ステッチはグリーン、そしてステアリングホイールの12時位置にはホワイトのセンターマークが入ります。

McLaren-Senna-30 (11)
McLaren

ドアインナーパネルに入るのはアイルトン・セナのサイン、そして「私にはアイドルなどいない。 私は仕事、献身、そして能力を称賛します」というセナの言葉。

McLaren-Senna-30 (4)
McLaren

なお、このセナ30は残念ながら市販の予定はなく、マクラーレンがコレクションとして保管していた先行量産車(プリプロダクションモデル)に新しいペイントを施したものだと紹介されています。

McLaren-Senna-30 (3)
McLaren

マクラーレン「セナ30」、MCL38「セナ・センパー」を紹介する動画はこちら

あわせて読みたい、マクラーレン/アイルトン・セナ関連投稿

マクラーレンがエリザベス二世の在位70周年を記念し特別色とエンブレムを公開!なお本社を開設した2104年5月12日、最初に訪問しゲストブックに記帳したのはエリザベス二世だった
マクラーレンがエリザベス二世の在位70周年を記念し特別色とエンブレムを公開!なお本社を開設した2104年5月12日、最初に訪問しゲストブックに記帳したのはエリザベス二世だった

| 残念ながら、マクラーレンは現在ロイヤルワラントを獲得していない | おそらくは品質の問題ではなく、乗車定員や走行条件が限定されるからだと思われる さて、マクラーレンが「エリザベス二世の在位70周年 ...

続きを見る

ホンダがアイルトン・セナに寄贈し、実際にセナによって運転されていたNSXが中古市場に登場。お値段9620万円、しかしこの価格でも「高い」とは言えないかも
ホンダがアイルトン・セナに寄贈し、実際にセナによって運転されていたNSXが中古市場に登場。お値段9620万円、しかしこの価格でも「高い」とは言えないかも

| 「セナ」のネームバリュー、今後の高騰を考慮すると、余裕があればぜひ仕込んでおいたほうがいい物件である | さらには数々の書類によって「セナの所有」が証明されている さて、アイルトン・セナが個人的に ...

続きを見る

世界に一台しか存在しない「ランザンテ マクラーレン セナ GTR LM 25」が競売に登場、2.8億円の落札予想。いったいこの聞き慣れないハイパーカーは何者なのか
世界に一台しか存在しない「ランザンテ マクラーレン セナ GTR LM 25」が競売に登場、2.8億円の落札予想。いったいこの聞き慣れないハイパーカーは何者なのか

RM Sotheby's | このマクラーレン・セナは「F1」をレーシングカーに仕立て上げ、ル・マン優勝に導いたランザンテによる改造車である | ただし改造車といえど、ランザンテが手を加えることでその ...

続きを見る

参照:McLaren

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->マクラーレン(McLaren)
-, , , , , ,