| このマクラーレンF1はBMWのヘリテージ部門が所有する「当時のBMWの所有物だった」車両なのだそう |
さすがはワルター・ロール、激重なカレラGTのクラッチを「扱いやすい」と表現する
さて、伝説のポルシェパイロット、ワルター・ロールがマクラーレンF1とポルシェ・カレラGTとを比較する動画を公開(この二車を比較する動画はこれまでになかったように思う)。
マクラーレンF1は1992年に発売されたV12エンジン(627馬力)を車体ミッドに搭載するスーパーカーで、チタニウムやカーボンファイバーを惜しげもなく投入することで車体重量はわずか1,138kgに収まっています。
ロードカーとして設計・生産されたのにル・マン24時間レースに出場し総合優勝を成し遂げてしまったり、比較的最近まで最高速度記録が破られなかったりという文字通り「破格」「異次元」という表現がふさわしいクルマではありますが、そういった「時代を遥かに超越した」エンジニアリング、そして現代においても(そして未来永劫)輝きを失うことがないであろうピュアさが評価され、近代の自動車としてはもっとも高い取引相場を誇ります。
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ワルター・ロールはポルシェ・カレラGTの開発に直接参加
そして一方のカレラGTは2003年に発売されたスーパーカーで、612馬力を発生するV8エンジンをカーボンモノコックシャシーに搭載して後輪のみを駆動します(マクラーレンF1とは異なり、もともとレーシングカーとして開発されていたシャシーとエンジンをロードカーに転用しているが、車体重量は1,380kgなので、いかにマクラーレンF1が軽いかがよく分かる)。
ドライバーズエイドのたぐいがほとんどなく、文字通りの「アナログでピュア」なスポーツカーでもあり、こちらもやはりその性質が評価され高い相場にて取引されていますね。
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ワルター・ロール氏は直接このカレラGTの開発に関わっており、同氏いわく「これほど集中的に開発を行ったクルマはほかにない」。
そして当時の開発秘話がいくつか語られていて、中には「ポルシェはカレラGT開発時のベンチマークとしてフェラーリF50を所有していたが、マクラーレンF1は手に入れることができなかった」など興味深いものも。
なお、ワルター・ロール氏はマクラーレンF1を見るのも運転するのも「今回がはじめて」だそうですが、つごう50kmほどの試乗を行い、動画中にてマクラーレンF1とポルシェ・カレラGTとの差異について述べています。
ワルター・ロールがマクラーレンF1とポルシェ・カレラGTとの比較レビューを行う動画はこちら(日本語字幕あり)
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