| アウディの「クーペSUV」セグメントでの逆襲が始まった |
アウディが待望のクーペSUV、新型Q5スポーツバックを発表。
アウディはその親会社たるフォルクスワーゲンともども「SUV大好き」なブランドであるものの、なぜかこれまではクーペ風SUVに積極的ではなく、しかし少し前の「Q3スポーツバック」以来、クーペSUVを積極投入する方向へ。
ほぼ同時期にポルシェそしてフォルクスワーゲンもクーペSUVを発売しているので、これが「グループあげて」の方向性だとも捉えることができそうです。
アウディQ5は「アウディで最も売れているクルマ」
そしてアウディQ5は現在、アウディで最も売れているクルマ。
そこへ投入されたのがQ5スポーツバックであり、Q5の販売を大きく押し上げることになるのは間違いなさそう。
見たところ2021年モデルのQ5同様のヘッドライトやバンパーを持っていますが、ルーフラインが低く抑えられ、車体後方にかけてスロープさせることでキャビンのマスを小さく見せ、文字通りスポーツカー的ルックスに。
日本での発売そして価格、エンジンラインアップは今のところ不明ではあるものの、本国だとスタンダードモデルは2リッター4気筒ターボ+マイルドハイブリッド(261HP)、SQ5だと3リッターV6ターボ(349HP)という構成となる模様。
サスペンションについては「いくつかの」オプションが設定されるとアナウンスされており、その中には「車高を最大で6センチ上げることができる」新型エアサスペンションも含まれる、とのこと。
新型アウディQ5スポーツバックの細部はこうなっている
そこで新型Q5スポーツバックの細部を見てみたいと思いますが、テールエンドについて、もともとのQ5の特徴でもあるサイドのプレスラインを上手く活かしたデザインを持っており、さらに「クーペらしいスポーティーさ」を表現するためか、左右テールランプの中間にはクロームのバーが用いられます。
テールランプも新型になり、OLEDテールランプの場合だと、オーナーがその発光グラフィックをカスタマイズできる、とのこと。
このあたり、以前よりランプにはなみなみならぬこだわりを見せてきたアウディの真骨頂と言えそう。
リアバンパーのボトム部にはクローム(マット調に見える)のウイング状パーツが確認できますが、この尋常ならざる太さが視覚的な重心の低さ、そしてワイドさを強調しているようですね。
ヘッドライトも新世代のストロボ風グラフィックへ、そしてバンパー両サイドのエアインテークは大型化し、より力強いサラウンドが与えられています。
これも重心を低く見せ、より幅広く力強く見せる手法なのでしょうね。
新型アウディQ5スポーツバックのインテリアはこうなっている
そしてこちらがQ5スポーツバックのインテリア。
基本的はQ5に採用されるデザインを継承しますが、センターのインフォテイメントディスプレイは10.1インチのタッチ式が採用(ソフトは最新のMIB3で、ワイヤレスにてアップルカープレイの接続が可能に)。
ただし根本的なつくりを変更することは難しく、新世代のQ3やQ8とは異なるイメージを持っています。
なお、本国ではデジタルディスプレイの「バーチャルコクピット」はオプション扱い。
画像にあるウッドパネル、アンビエントライトもオプションだとアナウンスされています。