R8を超えてアウディRSモデル史上最高出力が与えられた新型RS Q8発表。新グレード「パフォーマンス」はカイエン・ターボGTを抜いてニュル最速SUVの座を獲得

Image：Audi

｜　アウディは（RSブランドの）ニューモデルにおいて”ニュルブルクリンク最速”をアピールするのが通例となってきたようだ　｜

そしてフロントグリルのアプールが強くなっているのも最近のRSのモデルの特徴である

さて、アウディがRS Q8のフェイスリフトを実施し、RS Q8（600馬力）とRS Q8 パフォーマンス（640馬力）を発表。

このうち、新しく追加されたRS Q8 パフォーマンスはアウディのRSモデルにおいて（R8の620馬力を超えて）もっともパワフルなクルマとなり、そのうえニュルブルクリンク北コースを7分36秒698で周回し、ポルシェ・カイエン・ターボGTの記録を約2秒以上短縮して「最速SUV」の座を獲得しています。※オフィシャルフォトにおけるグレーの個体がRS Q8、レッドの個体がRS Q8 パフォーマンス

アウディRS Q8 / RS Q8 パフォーマンスはこんなクルマ

これらアウディRS Q8 / RS Q8 パフォーマンスは、昨年秋にフェイスリフトを行ったQ8と同様の変更内容を持っていて、この「パフォーマンス」グレードの追加はRS4、RS5、RS6、RS7と同じ「最近のアウディの既定路線」。

0-100km/h加速についてはRS Q8が3.8秒、RS Q8 パフォーマンスでは3.6秒という驚異的な数字を誇っており、最高時速は紳士協定である250km/hに制限されているものの、オプションの選択によってRS Q8では280km/h、RS R8 パフォーマンスでは305km/hにまで引き上げることが可能です。

その外観は従来モデルとよく似ているように思えるものの、フロントのハニカムグリルに変更が見られ、そのメッシュパターンと面積が拡大されてエアインテークにまで広がり、両RSモデルに対し、さらにアグレッシブな外観を与えることに（これは最近のアウディRSモデルにおける共通の変更でもある）。

リアだとテールパイプ形状が若干変更された程度に留まるものの、RS Q8 パフォーマンスには軽量エキゾーストシステムが装着され、これはRS Q8よりも大きなサウンドを奏でるのだそう（オプションでは、さらに勇ましいサウンドを発するRSスポーツ・エキゾーストシステムが用意されている）。

両モデルともにマトリックスLEDヘッドライトとレーザーハイビームが標準装備となり、OLED テールライトには5つのカスタマイズ可能なライト シグネチャーが内蔵されている、とアナウンスされています。

なお、このマットゴールドのホイール（23インチ）はオプション扱いだそうですが、最近の流行を意識した仕様でもあり、なかなかオシャレといった印象ですね（カーボンセラミックディスクブレーキはオプション）。

アウディRS Q8 / RS Q8 パフォーマンスのインテリアはこうなっている

そしてアウディRS Q8 / RS Q8 パフォーマンスのインテリアを見てみると、RSモデルらしくレッドのハニカムステッチが施されたシートが与えられ、ステアリングホイールにはアルカンターラ、ギアセレクターやその他の部分にはリサイクルボトルから作られたマイクロファイバーが使用されています（ほとんど変更はないようだ）。

価格については、RS Q8で141,900ユーロ（現在の為替レートでは2430万円くらい）に設定されていますが、日本への導入や価格については未発表です（現行RS Q8の日本国内価格は1990万円）。

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参照：Audi