| 万一当時トヨタとBMWとがスープラを共同開発していたならば、価格は「倍」になっていただろう |
もしかすると、発売しても全然売れず、よって今頃は「希少車」扱いとなっていたのかも
さて、様々な「もしも」系レンダリングを作成し公開しているアビメレック・デザイン(Abimelec Design)。
今回は80スープラとBMW Mクーペとの「融合」をCGにて再現していますが、これは現行「GRスープラとBMW Z4とが共同開発された」という事実を踏まえ、もし80スープラ発売当時、両者が提携していたならばという仮定に基づいた作品であるようですね。
ベースは「ピエロの靴」
そして80スープラが現役だった時代にはまだZ4が存在せず、よってベース車はその先代であるZ3。
正確に言うならば、Z3クーペのホットバージョン「Mクーペ」をベースにしているのですが、これは当時「ピエロの靴」とまで揶揄された、あまりに醜いと言われたクルマです。
ただし時という淘汰を経て現在はMクーペに対し正当に評価がなされるようになっており、今ではコレクターズアイテムとして急激にその価値を上昇させているのは不思議な事実でもありますね。
-
時々欲しくなる中古車「BMW Mクーペ」。当時は不人気だったものの現在は「コレクターズアイテム認定」によって価格上昇中。世の中何が起きるかわからないものだ
| 当時の人気不人気に関わらず、個性の強い車は人々に記憶されやすい | さて、時々欲しくなる中古車、「Mクーペ(Z3 Mクーペ)」。これはZ3クーペの車体にM3と同じS型エンジン(初期はS50、後期は ...
続きを見る
そして今回のレンダリングでは、Mクーペのフロントをスープラ風へと入れ替えたほか、Mクーペのテールランプを「80スープラを意識したデザイン」に、そしてリアウイングには「80スープラの縮小版(ちょっと笑える)」を装着しています。
テールゲートにはトヨタエンブレム、そして「Supra」バッジも。
インテリアはほぼMクーペ同様ですが、ステアリングホイールのエンブレムは「トヨタ」へと置き換えられています。
こちらはシルバー版。
これはアビメレック・デザイン得意の「当時っぽいパンフレット」をバーチャルで再現したもの。
実際にこの姿でスープラが発売されていたとしたら、「ワイルド・スピード」の劇中車に採用されることもなく、現在のように、神格化された人気モデルには至っていないかもしれませんね。
合わせて読みたい、関連投稿
-
「ランボルギーニ・ウラカン・カウンタック・オマージュ」?ウラカンにカウンタックLP400プロトティーポっぽいディティールを反映させたらこうなった
| 相変わらずこのデザイナーは「ツボをうまく抑えた」作品を作るのがウマい | できればリアバンパーはもうちょっと跳ね上げてほしかった さて、これまでにも「本当のようなウソのクルマ」をCGにて再現してき ...
続きを見る
-
Z32フェアレディZをリトラクタブルライトに!ランボルギーニ・ディアブロがZ32のヘッドライトを装着していたことにヒントを得た「逆」カスタム
| さらには1990-2000年代に人気だったカスタムパーツが盛りだくさん | どうやらアビメレック・デザインはそうとうなマニアだと見て間違いない さて、新型フェアレディZのモチーフにもなったZ32フ ...
続きを見る
-
まさかのランボルギーニ・ミウラ×ローライダー!なかなか似合ってると思うのはボクだけじゃないハズだ
| 「ローライダー」は完全に絶命危惧種になってしまったな | さて、先日は「ローライダー風のフェラーリF40」をCGにて作成・公開したAbimelec Designですが、今回は「ローライダー風のラン ...
続きを見る