| ピュアエレクトリック版の「M5」はおそらく次世代にまで持ち越しとなりそう |
そしてキドニーグリルは「普通」サイズに収まるものと思われる
さて、BMWはもう1年くらい前から新型5シリーズのプロトタイプを走らせていますが、今回始めて公式に5シリーズのティーザー画像をリリース。
次世代5シリーズは現行7シリーズ同様に「ガソリン、エレクトリック」ともに共通のプラットフォームにて展開される予定となり、今回公開されたティーザー画像はその電動版である「i5」。
加えてBMWはピュアエレクトリック版「i5ツーリング」、エレクトリックパワートレーンを積むM5の登場についても言及しています。
新型BMW 5シリーズの発表は今年10月
この新型5シリーズに関する情報は、BMWが開催した年次カンファレンスにて言及されたもので、BMWのCEO、オリバー・ツィプセ氏によると、新型5シリーズの発表は今年10月に予定され、その後にはピュアエレクトリック版Mモデルの登場も控えている、とのこと。
ただしこのピュアエレクトリック版Mモデルは「完全なるMモデル」であはなく「M+数字2桁」となり、i5 M50もしくはi5 M60(今回、i5のMバージョンの車名までには言及されていない)だと推測されています。
これについては詳細情報が公開されておらず、しかしi4 M50だとデュアルモーター搭載にてシステム合計544馬力を発生し、0−100km/hまでを3.9秒で加速するため、i5 M50 / i5 M60では(ブランドのヒエラルキー上)これよりも速いタイムを記録するのは間違いなさそう。
ただ、ピュアエレクトリック版の「M5」が登場するまでにはおそらく次世代まで待たねばならず、「ノイエクラッセ」プラットフォームの市場投入後になるものと思われます。
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新型BMW 5シリーズは全車電動化
なお、BMWはガソリンエンジンの新規開発を行っていることからもわかるとおり、当面はガソリンエンジン含む内燃機関を存続させる意向を示していて、地域によってはプラグインハイブリッド、ガソリン、ディーゼルエンジンも(新型5シリーズに)加えられるといい、しかしPHEV以外であっても48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されるなど「すべてのモデルで電動化」がなされることになるもよう。
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