>BMW(ビー・エム・ダブリュー)

さよならBMW X4。X2とX6との間にて揺れ、ついに生産終了との報道。ボクの好きなクーペSUVだけにちょっと残念、しかしどこかで割安な中古車を見つけたい

さよならBMW X4。X2とX6との間にて揺れ、ついに生産終了との報道。ボクの好きなクーペSUVだけにちょっと残念、しかしどこかで割安な中古車を見つけたい

| クーペSUVはもともと「ニッチ」であり、必要なラインアップではあるがメーカーとしては最小限にとどめたいのかも |

なお「iX4」として間接的に継続生産がなされるというウワサも

さて、BMW役員がカーメディアに語ったとされる内容を信じるならば、「X4は現行モデルのみで廃止」となるもよう。

これは単純にラインアップの統廃合が理由となっており、先日発表された新型X2が「大きく、高価に」なってしまったためにX4と食い合う可能性が生じたこと、利益誘導の関連から「X4ではなく、上位モデルのX6へ」と客層を移行させたいことが理由だとされています。

BMWが新型X2を発表。先代の失敗を活かしてX4/X6風のクーペスタイル風SUVへとコンセプトを変更し、最新の内外装デザインが与えられた魅力的なモデルへと成長
BMWが新型X2を発表。先代の失敗を活かしてX4/X6風のクーペスタイル風SUVへとコンセプトを変更し、最新の内外装デザインが与えられた魅力的なモデルへと成長

| なおワールドプレミアは珍しく「東京」にて行われる | ある意味ではXM風のテイストも感じられ、高級感や迫力も増強 さて、BMWがフルモデルチェンジを受けた新型X2を公開。昨年に生産が終了したF39 ...

続きを見る

BMW X4は画期的なクロスオーバーであったが

X4はいわゆる「クーペSUV」であり、これはBMWが先鞭をつけたジャンルのひとつ。

もともとは「SUV人気が加熱し、市場が飽和状態になっても利益を得られるよう」BMWが新しいセグメントとして考案し、X6の投入とともに切り開いたものですが、意外とこのジャンルは(日本では人気がなかったものの)中国と北米という2大市場にて人気を博し、そこでBMWはより小型の「X4」を投入したわけですね。

ただし、「大きな車が好まれる」中国と北米市場にとっては大きなヒットとはならず、よってBMWは「数」においてはX2(あるいはX3)に担当させ、「利益」についてはX6に任せることにしたのかもしれません(X6のほうが利益率が大幅に高いはずである)。

参考までに、ぼくは比較的「クーペSUV」を好む傾向があり、よってこのX4やメルセデス・ベンツGLCクーペ、アウディQ3スポーツバックの中古車を検索したりするのですが、ときどき「(これらはあまり人気がないからか相場が安く)非常にお買い得な」個体も散見され、どこかのタイミングで手を出してみることになりそうです。

51235679849_b88c4a0c46_o
BMW

なお、現在BMWはいつX4の生産を終了させるかについて確認していないものの、X3が新型に切り替わったとなると「新型X3と従来型X4とを」同じラインで製造するのは効率が悪いため、よって新型X3の生産開始(今年の秋以降)にあわせてX4がその生産現場から姿を消すことになるものと思われます。

BMWが新型X3を発表。その路線は大きく変わって「クリーンな未来志向」へ、将来のBMWを示唆する要素が内外装に多数盛り込まれる
BMWが新型X3を発表。その路線は大きく変わって「クリーンな未来志向」へ、将来のBMWを示唆する要素が内外装に多数盛り込まれる

Image:BMW | 内外装ともに「ノイエクラッセ」にも通じるクリーンなラインへ、そして再生素材の使用も拡大 | とくにインテリアはほかのBMWにはない新しい意匠と機能が採用に さて、BMWは今年に ...

続きを見る

現在「クーペSUV」はニッチではあるものの、フルラインアップメーカーにとっては欠かせない存在の一つでもあり、そして「より多くの顧客の要望に応える」という方針を持つBMWとしては、自ら切り開いたこのセグメントでの存在感を失うつもりはないと見え、よってX4の直接的な後継モデルはないとされてはいますが、「ノイエクラッセ」プラットフォームを使用したブランニューモデル「iX4」が間接的後継車になるとも言われていて(BMWは2028年までに6台のEVを発売する計画を持っている)、より先鋭化されたデザインを持つエレクトリック”クーペ”SUVとして生まれ変わるのかもしれませんね。

合わせて読みたい、BMW関連投稿

BMW
BMWが6シリーズを復活させるという話題が登場、大いに盛り上がる。しかしBMWが「ネット上で広く推測されているところ失礼ですが、それはありません」と正式に否定

| 様々な要素を考慮しても、BMWが6シリーズを復活させるとは考えにくい | むしろ、(売れなくとも)さらに8シリーズを購入に仕立てて発売したほうがブランドイメージの向上につながるだろう さて、一部で ...

続きを見る

さよならBMW XM。M部門専売モデルとして鳴り物入りでデビューするも2028年に販売終了とのウワサ。デザイン、価格、プロモーションなどボクはその敗因をこう分析する
さよならBMW XM。M部門専売モデルとして鳴り物入りでデビューするも2028年に販売終了とのウワサ。デザイン、価格、プロモーションなどボクはその敗因をこう分析する

| ちなみにボクはXMを「近代BMWの傑作」として高く評価している | 中古相場が落ち着き、価格が下がってきた頃に手を出したいとも考えているが さて、BMWが「M部門専売モデル」として大々的に売り出し ...

続きを見る

極上のエレガンスとパフォーマンスの融合、新型BMW M5発表。M5史上最強の727馬力、M5初のPHEV。まずはセダンから、のちにワゴンボディの追加も
極上のエレガンスとパフォーマンスの融合、新型BMW M5発表。M5史上最強の727馬力、M5初のPHEV。まずはセダンから、のちにワゴンボディの追加も

Image:BMW | 新型BMW M5は意外なことに「万人受けする」、しかし高度に洗練されたデザインにて登場 | V8エンジン搭載ということでメルセデスAMGに対しては高い競争力を発揮しそうだ さて ...

続きを見る

参照:BMW BLOG

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->BMW(ビー・エム・ダブリュー)
-, , , ,