
| ただしBMWの「スペック逆詐称」がはじまったのは今回にはじまったことではない |
これだけ重量のあるクルマがこれだけの動力性能を誇るのは「驚き」である
さて、BMWがは今年5月に550馬力を発生する(全世界で1,700台のみ限定の)M4 CSを発表していますが、すでに欧州の一部地域ではデリバリーが始まっていて、そのパフォーマンスが「公称値を遥かに上回る」ことが明らかになっており、その出力が「550馬力どころではなく、もっと高い数字であろう」という逆馬力詐称が疑われることに(ただ、M4 CSにかかわらず、BMWの最近のスポーツカーのほとんどは公称値を超える出力をシャシーダイナモにて叩き出している)。
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BMWがは出力、パフォーマンスに関し盛大な嘘をついていた
そこで今回このBMW M4 CSをテストしたのはテスト会社そしてユーチューバーとしても知られるAutoTopNL。
(正確な計測機器として知られる)RaceBoxを搭載したM4 CSをドイツの(速度制限のない区間の)アウトバーンに持ち込み、実際の加速や速度がどのくらいなのかを調べています。
結論から言うと、0-100km/h加速はBMWの公称値である3.4秒よりも速い3.19秒、100-200km/h加速は公称値の7.7秒よりも1秒視覚速い6.92秒にて駆け抜け、さらに最高速だと302km/h(リミッターによる制御がかかるとアナウンスされている)よりも速い310km/hに達しており、これは文句なしにスーパーカーの領域に足を踏み入れたことを示しています。
そこで気になるのが、これらの数字を達成するために「いったい何馬力出ているのか」ということですが、これについてはまだ実際に図ってみたカーメディアがユーチューバーがおらず、よって今後の展開に期待したいところ。
ちなみにBMW M4 CSの重量は1,760kg(4WDシステムやリヤシートの装備によってM4 CSLの1,625kgより重い)だと公表されていますが、この重量のクルマがこれほどのパフォーマンスを見せるというのは驚くよりほかはなく、BMWは(M3やM4、M5しかり)重いクルマを軽快かつ機敏に動かし、そしてドライバーに「軽く」感じさせるすべを身に着けているようですね。※M2でも8ATだと1,725kgもある。そう考えると、超重たいEVでも楽しいクルマを作れる可能性が大きそう
新型BMW M4 CSをアウトバーンにてテストする動画はこちら
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参照:AutoTopNL(YouTube)