
Image:Mercedes-Benz
| メルセデス・ベンツは今後、さまざまな面において「新世代」へと移行 |
その意味で新型CLAは「次の時代を占う」クルマに
さて、メルセデス・ベンツは約1年前に「新型CLA」の発表を予告していますが、今回その新型CLAの発表日につき「3月13日」になると正式発表。
このCLAは完全新設計、そして新しいデザインにインフォテイメントシステムを採用する「新世代メルセデス」第一弾になるものと目されており、これまでにもさまざまなティーザーキャンペーンが行われています。
まだまだその情報は限られているものの、ここで「わかっている」情報をおさらいしてみましょう。
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メルセデス・ベンツが新型CLAのティーザー画像を公開。同社のデザイン変革速度は「スロー」であり、そのため新型車でも既視感が拭えない
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新型メルセデス・ベンツCLAはどんなクルマに?
まずはデザインについてですが、ティーザー画像からもわかるとおり、同名のコンセプトカーのデザインを引き継ぐことになると考えてよく、全体的に低くて滑らかな丸みを帯びた形状となり、メルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターをあしらったヘッドライトとテールライトがその特徴に。
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内外装すべてに「ベンツマーク」。メルセデス・ベンツがコンセプトCLAクラスを正式発表、この姿で登場すれば間違いなく路上で強烈な印象を残すだろう
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ただしコンセプトカーのような「立体」ではなくコンベンショナルな構造が与えられることとなりそうで、スパイショットによるとグリルはやや高く、より従来型に近いデザインへ、そしてグリーンハウス(ガラス部分)は大きくなり、視界と乗員スペースの向上が図られています。
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パワートレーンに関してはエレクトリックと内燃機関両方を選択でき、まずエレクトリックモデルが先行して発売され、シングルモーター(後輪駆動)、またはデュアルモーター(四輪駆動)が用意される見込みですが、リアアクスルに搭載されるエレクトリックモーターは268馬力を発揮し、2速トランスミッションを介して高速走行や長距離走行に対応することで航続距離を伸長可能だと言われていますね。
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新型メルセデス・ベンツCLAに搭載される技術やコンポーネントは何から何まで「新世代」。特にエレクトリックモデルは画期的な技術とユニットをフル装備
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四輪駆動バージョンにはフロントアクスルに107馬力の補助エレクトリックモーターが追加され、トラクションと加速をサポートすることとなりますが、バッテリーパックは標準にて58kWhのLFP、上位版では85kWhのNMC2種類が用意され、いずれも800ボルトアーキテクチャを採用することで非常に高速なDC充電が可能だとアナウンスされています。※85kWh版では750kmの航続距離が予定されている
内燃機関モデルだと1.5リッターのターボチャージャー付き4気筒エンジンが提供され、マイルドハイブリッドアシストが組み合わされますが、このエンジン単体では188馬力を発揮し、駆動方式は前輪駆動または四輪駆動の二種類、そして後には2.0リッターターボチャージャー付き4気筒エンジンが登場し、こちらは250馬力を発揮することとなるもよう。
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新型メルセデス・ベンツCLAには吉利汽車が開発した中国製のエンジンが積まれるもよう。さらには中国の新興企業による自立運転システムも組み込まれ、中国企業は「サプライヤー」としても重要な位置に
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インテリアにおいても革新が続き、メルセデス・ベンツは新しいMBUXインフォテインメントシステムを導入する予定だとされ、AIアシスタントが室内体験と機能性を向上させることが期待されるほか、拡張現実ナビゲーションの改良版も搭載され、道案内の家庭では「次のターンやレーン」を視覚的に案内してくれる機能も搭載されるようですね。
これはBMWの「ノイエクラッセ」に実装される機能に対抗するものとなりそうですが、メルセデス・ベンツがこれを採用するのは新型CLAが「初」だとされ、その発表にはますまず期待がかかります。
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参照:Mercedes-Benz