| 未来のアルファロメオはこうなる |
CGアーティストによる「未来のアルファロメオ」レンダリング二連発。
まずはアルファロメオ「FERCCIA」で、スポーツクーペとSUVとが合体したようなクルマ。
大きなタイヤ、高いライドハイト、そして薄いボディの組み合わせ自体が(コンセプトカーを除くと)現代のクルマにはなく、そのプロポーション自体は「未来の車」という感じ。
デザインインスピレーションは1970年製「モントリオール」
なお、このアリファロメオFRECCIAのデザインソースとなったのは1970年から1977年まで製造された「モントリオール」。
モントリオール万博にこの前身となるコンセプトカーが出展されたことから命名されていますが、2.6リッターV8エンジンを搭載し230馬力を発生するという、当時としてはなかなかにパワフルな車です。
なお、デザインはベルトーネ(に在籍していたマルチェロ・ガンディーニ)。
このアルファロメオFRECCIAにはサイドウインドウがなく、ということは「自動運転機能搭載」なのだと思われますが、最近はレンダリングにおいても「自動運転」を押し出すクルマが少ないように思います。
リアはモントリオールに採用されていたスリットが再現されていますね。
上から見るとこう。
もう一台のアルファロメオ・コンセプトは「ダブル・クラムシェル」
そしてもう一台のコンセプトカー、「アルファロメオESプロジェクト」はかつてのアルファロメオ・ティーポ33ストラダーレだと紹介され、とくにその前後カウルの開き方がモチーフとなっています。
なお、上の「モントリオール」もアルファロメオ・ティーポ33ストラダーレのエンジンを積んでいて、この両者は「ティーポ33つながり」ともいえそう。
そしてカウルはこんな感じでガバっと開きます。
コンセプトカーにはこういった開き方をするものは多く、マセラティ・バードケージ、フェラーリ・モデューロ、ストラトス・ゼロ、ルノー・トレゾアなどがこんな感じでガバっとカウルが開閉する構造を持っていますね。
カウルを閉じるとなかなかにスタイリッシュ。
なお、このレンダリングのテーマは「エレクトリック・ブランド・オブ・アルファロメオ」。
2名のデザイナーが同時期に同じようなテーマのレンダリングを公開しているところを見るに、なんらかのコンペが開催されたのかもしれませんね。
アルファロメオは当面スポーツカーとSUV路線に
なお、アルファロメオは2022年までの計画を発表していますが、今のところ「スポーツカーとSUVに注力」。
エレクトリック化は同じFCAに属するマセラティが担うということになりそうですが、そのアルファロメオも「いずれかは」エレクトリックブランドへと変貌を遂げるのかもしれませんね。