| 知られざるラ・フェラーリの事実 |
「フェラーリ ラ・フェラーリの5つの知られざる事実」が動画にて公開。
ラ・フェラーリはご存知の通り「選ばれし者だけがそのキーを手にできる」超限定モデル。
発売は2013年、6.3リッターV12エンジン(800馬力)とF1譲りのHY-KERS(163馬力)を持つハイブリッドです。
まずはクーペモデルが発売され、後にフェラーリ70週年記念モデルとしてオープンモデルの「ラ・フェラーリ・アペルタ」が発売されていますね。
ラ・フェラーリの知られざる事実を見てみよう
さて、ここからは動画にて紹介されている、5つの知られざる事実。
その内容を見てみましょう。
2.ラ・フェラーリのモーターはトヨタ・プリウスのエレクトリックパワートレーンよりもパワフル
ラ・フェラーリのモーターは上述の通り163馬力ですが、プリウスのモーターは72馬力なので、この2倍以上、ということになりますね。
2.重量はエンツォフェラーリより20%軽い
いくらなんでもエンツォより(KERS搭載の)ラ・フェラーリのほうが20%軽いということはないだろうと思って調べてみると、フェラーリによればエンツォフェラーリの重量は1255kg。
ラ・フェラーリについてフェラーリはその重量を掲載しておらず、1255kg説、1275kg説などがあるようですが、エンツォ・フェラーリとドッコイというところのようです。
3.理論的には逆さまにも走れる
これはダウンフォースのことを指していて、ラ・フェラーリに採用されるアクティブエアロは時速200マイル(321キロ)の際に「その車体重量以上」つまり1255kg以上のダウンフォースを発生するため、メン・イン・ブラックに登場したクルマがトンネルの天井を走ったように、ラ・フェラーリも「天井に張り付いて走れる」ということに。
なお、このダウンフォース1255kg以上というのは(事実であれば)相当な数字で、マクラーレン・セナの800キロを大きく超えた数値です(サーキット専用モデル、ブラバムBT62でも1200キロ)。
タイヤは1セット(4輪)で33万円
タイヤはピレリPゼロで、フロントは265/30-19(けっこう太い)、リアは345/30-19。
このサイズで33万円なので、マクラーレンF1の「タイヤ交換500万円」、ブガッティ・ヴェイロンの「タイヤ交換400万円」に比べるとかなり安い(というかサイズを考えると普通)と言えそうです。
ラ・フェラーリの生産は500台
これはよく知られるところですが、ラ・フェラーリの生産は499台。
この「~9台」というのはフェラーリの限定モデルにおける伝統で、「求められるよりも1第少なく作る」というエンツォ・フェラーリの方針を引き継いだもの。
ただし、ラ・フェラーリにおいてはフェラーリが、イタリア地震の被害者救済のため「500台目を」生産してチャリティオークションへ出品しており、総生産台数は「500台」。
エンツォフェラーリも当時のローマ教皇であったヨハネ・パウロ二世がフェラーリに「400台目のエンツォフェラーリ」を発注してインド洋津波の被害者救済のため競売にかけ、ラ・フェラーリ・アペルタも「209台」のところ210台目をフェラーリが自ら生産し、やはりチャリティーオークションへ出品されています(約11億円で落札されている)。