| 今後のラインナップ充実にも期待したい |
さて、あのトミカがブラーゴと提携し、フェラーリのミニカー(モデルカー)を日本にて発売する、と発表。
トミカが他社製品を販売するというのはちょっと意外ですが、「トミカプレゼンツ」なるサブブランドからの発売となり、そしてトミカによると「tomica PRESENTSとはトミカが自信をもってお薦めする世界の優良なミニカーブランド」。
ちなみに京商も自社以外の製品を輸入販売していて、複雑なライセンスが絡むこの業界では「よくあること」なのかもしれませんね。
フェラーリはライセンスビジネスに積極的だが
なお、フェラーリはライセンスビジネスに積極的で、それは「フェラーリストア」を見てもわかるとおり。
フェラーリストアではレイバンとのコラボレーションによるサングラスはじめ、さまざまなメーカー/ブランドとのコラボ品が販売されていて、そのほかにもフェラーリは様々な会社に対してライセンスを供与しています。
ただ、ことミニカーに関してはかなり慎重な姿勢を見せていて、たとえば2015年までは(ホットウィールを展開する)マテル社と独占契約を結んでいて、それ以外の会社はフェラーリのミニカーを発売できない状態だったわけですね(BBRやMRコレクション、ルックスマートやアマルガムからは登場しているが、これらは価格帯を考慮すると”別格”かつ”例外”と考えていい)。
そして2015年から独占契約を引き継いだのがメイチョングループ(May Cheong Group)であり、ここはマイスト(Maisto)、ブラーゴ(Bburago)といったブランドを保有しています。
トミカは488GTBやF8トリブートなどいくつかのフェラーリをトミカ(もしくはトミカプレミアム)ブランドにて発売していますが、基本的にフェラーリのライセンスはこのメイチョングループが版権を持っているので、大々的に(トミカが)フェラーリのミニカーを展開しようと考えると、ブラーゴからミニカーを仕入れる以外にはないのかも。
トミカプレゼンツブラーゴからはこんな製品が発売される
そして今回トミカプレゼンツとして発売されるミニカーは1:18、1:43、3インチサイズと多岐にわたり、合計で19種。
まずは1/18サイズ「トミカプレゼンツブラーゴ・シグネチャーシリーズ」ですが、こちらの価格は12,500円。
ラ・フェラーリ、FXX K EVOがラインアップされ、FXX K EVOが世界先行発売カラーとなっています。
1/43サイズ「トミカプレゼンツブラーゴ・シグネチャーシリーズ」からはFXX K2種(ひとつは世界先行販売カラー)、ラフェラーリ・アペルタ、488GTB(それぞれ価格は3,000円)。
ミニチャンプスやオートアート同様、クリアケースと台座が付属する、とのこと。
1/43サイズ「トミカプレゼンツブラーゴ・レース&プレイシリーズ」は同じ1/43サイズながらも価格は1,000円と抑えたシリーズ。
FXX K、ディーノ246GT、F40コンペティツォーネ、458スパイダー、ラフェラーリ、488ピスタ、F12ベルリネッタ。
3インチサイズ「トミカプレゼンツブラーゴ・レース&プレイシリーズ」は価格700円とさらに求めやすく、F50、F40コンペティツォーネ、ラフェラーリ、カリフォルニアT、エンツォフェラーリ、488ピスタが揃います。
いずれも発売は7月となっており、一部はすでに販売中となっているようですね。