| トゥーリング・スーパーレッジェーラはフェラーリをベースにしたコーチビルドでの豊富な経験を持っている |
意外なことではあるが、プロジェクトが連続しているところを見るに「けっこうな需要」があるようだ
イタリアのコーチビルダー、トゥーリング・スーパーレッジェーラ(Touring Superleggera)が新しいコーチビルドプロジェクトを予告。
一枚のみが公開されたティーザー画像には「ピュアイタリアン」という文字が見えますが、現時点ではどういったクルマとなるのかは不明です。
なお、トゥーリング・スーパーレッジェーラ(スーペルレッジェーラ)によると「私たちが心より支持するイタリアのデザイン美学と豪華なスタイルへのオマージュであり、伝統と革新の稀有な融合、そして”ラ・ドルチェ・ヴィータ”の精神を体現している」。
トゥーリング・スーパーレッジェーラ新作のベースはフェラーリ812スーパーファスト?
もちろんトゥーリング・スーパーレッジェーラはベース車両についても何らアナウンスしていないものの、そのシルエットを見るにフェラーリ812スーパーファストの可能性が大。
同社はこれまでにもフェラーリF12や488GTB(もしくはF8トリブート)をベースにしたコーチビルド車両を製作しており、これまでの経験を活かすことを考慮すると「(フェラーリ812スーパーファストの選択が)ベストなチョイス」かもしれません。
トゥーリング・スーパーレッジェーラはこれまでにも「トゥーリング ベルリネッタ ルッソ(2015)」「トゥーリング エアロ3(2020)」「トゥーリング アレーゼ RH95(2023)」といったコーチビルド車両を発表していますが、いずれも生産台数や価格については明示されておらず、しかしこのほかにもマセラティベースのコーチビルド車両などをリリースしているので、「けっこう需要がある」と考えていいのかも。
なお、現在のところトゥーリング スーパーレッジェーラの「本業」はレストアビジネスだとされ、この分野ではその技術が高く評価されており(実際に数々の受賞歴がある)、よって今回の「最新コーチビルドプロジェクト」についてもまず間違いのない仕上がりとなりそうですね。
そして現在、「いかにスーパーカーやハイパーカーであっても、既成の車種では満足できない」富裕層が多数存在しており、もしかすると今後はそういった富裕層向けのコーチビルドが大きな事業の柱となるのかもしれません。
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