| このカラーリングはなかなか思いつくものではない |
ヘリテージと同時に先進性も感じられ、さらにはシンプルという秀逸な仕上がりに
さて、自社のパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」を活用しカスタムした個体を積極的に公開しているフェラーリですが、今回は「ブルーにブルー」という珍しい組み合わせを持つ812コンペティツォーネA(アペルタ)を公開。
フェラーリは過去にレーシングドライバーそしてメカニックのスーツにブルーを使用していたり、工場での作業服にブルーを用いていたことがあるほか、フェラーリと縁が深いNART(ノースアメリカンレーシングチーム)もブルーを用いていたので、「フェラーリとブルー」という組み合わせはそれほど驚くものではありませんが、今回の個体の場合は「ブルーの2色使い」というところが非常に斬新だと思います。
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「レッド」の前には「ブルー」だった。フェラーリは1960-1970年代にレーシングドライバーのスーツ、スタッフのユニフォームにブルーを使用していたことがある
| 当時のフェラーリのレーシングカーのシートも「ブルー」である | フェラーリのエンブレムにも「ブルー」が採用される可能性があったとも言われ、エンツォ・フェラーリは”ブルー好き”であったのかもしれない ...
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「ブルー×ブルー」のフェラーリ812コンペティツォーネAはこんな仕様を持っている
そこで今回フェラーリの公式SNS上で公開されたコンペティツォーネAを見てみると、ネイビー部分は「ブルー・ネットゥーノ」だと紹介されており(明るいブルー部分のカラー名は不明)、シックなマットフィニッシュを持っています。
そしてホイールはカーボンファイバー、ブレーキキャリパーはイエロー、タイヤにはイエローのラインが入るピレリ「カラーエディション」。※フェラーリはネイビーのブレーキキャリパーも用意しているが、そうではなくイエローを選んだところがナイス
なお、フロントフェンダー上のスクーデリア・フェラーリ・エンブレムは手描き使用の「スクデット・エアログラファート」。
インテリアも一層個性的で、ブルーのウルトラスウェードを使用したシートにはイエロー単色のシールドエンブレム(フェラーリのカンパニーカラーであるイエローを効果的に引き立たてている)。
なお、この「ブルーのシート」「ブロック状のステッチ」はフェラーリの往年のレーシングカーに見られる使用ですね。
メーターフード、ダッシュボード、エアコン吹き出し口にも明るいブルーのアクセント、そしてパドル縁にはブルーのドリームライン、ステアリングホイールの12時位置にもブルーのラインが入ります。
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