| 現時点ではこのクルマの判断が難しく、高い評価とそうでない評価とに分かれるようだ |
それでも長期的に見て価値を上げてゆくのは間違いないだろう
さて、2018年5月にアウトモビリ・アモス(Automobili Amos)はランチア・デルタ・インテグラーレのレストモッド「フューチャリスティカ」を20台限定にて販売すると発表していますが、そのうちの1台が現在アメリカにて販売中(つい先月、欧州でもう一台が競売にかけられた)。※デビュー前はフューチャリスタという名称だったが、いつのまにかフューチャリスティカという名になったようだ
このランチア・デルタ・インテグラーレ・フューチャリスティカは、ユージェニオ・アモスという一人のエンスージアストの手によって企画されており、ランチア・デルタ・インテグラーレのシャシーとパワートレインをベースにしつつ、内外装そしてエンジンを思いっきりカスタムしていることが特徴です。
ランチア・デルタ・インテグラーレ・フューチャリスティカはこんな外装を持っている
そして今回売りに出されているランチア・デルタ・インテグラーレ・フューチャリスティカを見てみたいと思いますが、ボディ形状が5ドアから3ドアへと変更され、ボディパネルは職人叩き出しのアルミパネルとカーボンファイバーにて構成されています。
基本的なシルエットはもともとのランチア・デルタ・インテグラーレを踏襲。
この個体に関してはマルティニ風ストライプが入っていることが外観上の特徴でもありますね。
ホイールはOZラリーレーシング風ではあるものの、フィンが「タービンブレード」状に。
フロントはオリジナルのランチア・デルタ・インテグラーレの印象を色濃く残していますが・・・。
フロントパネルやバンパーはカーボンファイバー製、ヘッドライトはプロジェクター+イカリング形状を持つデイタイムランニングランプ内蔵型へ。
リアスポイラーの形状はもともとのデザインに近く、しかしステー、ウイングともにオリジナルデザインへ(軽そう)。
リアアンダーにはディフューザー。
エンジンはランチア・デルタ・インテグラーレの純正品をベースとしていますが、吸気システム、エキゾーストシステム、ECU、タービンが一新されて197馬力から330馬力へと大きくパワーアップ。
トランスミッションは強化型5速マニュアル、駆動方式は4WDを継続します(リミテッドスリップディファレンシャルはカスタム品)。
なお、車体重量は1250kgにまで削られているので、かなりパンチの効いた走りを見せてくれそうですね。
ランチア・デルタ・インテグラーレ・フューチャリスティカはこんなインテリアを持っている
そしてこちらはランチア・デルタ・インテグラーレ・フューチャリスティカのインテリア。
もともとのデザインを活かしつつ、しかし基本的には全てが作り変えられているもよう。
ペダル類はレーシーなアルミ製へとリプレイスされているようですね。
インテリアを覆うのはブラックとレッドのアルカンターラ。
フロントシートはレカロ(張替え済み)。
リアシートもバケット形状です。
センターコンソールにはレトロフューチャーなデジタル式シフトインジケーターに計器類。
ロケットの絵が書いてあるボタンは「オーバーブースト」だそうですが、具体的な機能については不明です。
なお、このランチア・デルタ・インテグラーレ・フューチャリスティカにつき、新車価格は34万7000ドルであったものの、今回販売されている価格は649,950ドルという「ほぼ新車価格の倍」の値段となっています。
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