| ランボルギーニの「クルマとしての完成度」は非常に高い |
エレクトリック時代になったとしても、ランボルギーニは高い評価を受け続けるだろう
さて、ランボルギーニが「2021年には、ウルスとウラカンSTOをはじめ、ランボルギーニのスーパースポーツカーが数々の栄誉ある賞を受賞し、その受賞数が前年比で2倍になった」と発表。
これによると、まずウルスはドイツの「Auto Motor und Sport」の読者による投票において、2年連続で大型SUV部門(輸入車部門)のベストカーに、そして同じくドイツの雑誌「Sport Auto」の輸入車部門のベストSUVに選出。
さらにはドイツのOFF ROAD誌ではラグジュアリーSUV部門でOFF ROAD AWARDに選ばれるなど、各方面から非常に高い評価を受けているようですね。
ウラカンSTOも多くの賞を獲得
一方、ウラカンSTOはフランスの「モータースポーツマガジン」にてスポーツカー・オブ・ザ・イヤーおよびベストエンジン2021の2冠に輝いたほか、アメリカの「カーバズ」では「2021トラック(サーキット)ウェポン」のタイトルを獲得。
さらにウラカンEVO RWDはアメリカのロブ・レポート誌にて2021年スポーツカー・オブ・ザ・イヤーに指定され、ロブ・レポートのシンガポール版ではウラカンEVO RWDスパイダーが2021年ベストコンバーチブルに、インドのカランドバイク誌ではスポーツカー・オブ・ザ・イヤーに選出されています。
加えてランボルギーニ初のハイブリッドスポーツ「シアン」はイギリスのトップギア誌が開催したエレクトリックアワードにて、クリス・ハリス氏によってエレクトリック・カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、その評価を確固たるものとしているようですね。
ランボルギーニはそのラインナップが大きく入れ替わることに
なお、ランボルギーニはこの数年でそのラインナップを大きく入れ替えることになり、まずは今年もしくは来年にアヴェンタドールの後継モデルが「V12+ハイブリッド」にて登場する予定。
ただしこれはシアンのようにスーパーキャパシタを使用したものではなく、通常のバッテリーを使用したPHEVになると目されます。
そしてその翌年にはウラカンの後継モデルがやはりPHEVにて登場することになりますが、こちらについてはV10エンジンを採用しない可能性も報じられており、もしかするとフォルクスワーゲングループ内の(アウディやポルシェなど)別ブランドが持つV6エンジンを採用する可能性も。
いずれのモデルについても、その納車は発表から1年後あたりになるものと思われ、つまりランボルギーニのV12モデル後継モデルについては、顧客の手に渡って路上を走るまでにはあと2年ほどを要することになりそうです。
こういった「欠格期間」が生じることについては、おそらく「予想外に厳しくなった環境規制」が関係しているのだと思われ、つまりは「当初の予定を変更し、急遽PHEVを開発せざるを得なくなったため」、そのぶんの開発期間が必要になったのだとも推測しています(もうちょっとガソリンエンジンのみで頑張るつもりだったが、予定を前倒ししてPHEVを投入せざるを得なくなった)。
ただしランボルギーニだけあって、ハイブリッド時代になろうとも最高のハンドリングを持つクルマを発売するであろうことは想像に難くなく、そして一旦発売されれば、これまで以上にたくさんの賞を獲得することになるだろう、とも考えています。
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参照:lamborghini