| eスポーツとの関連性を深める自動車メーカーも多数登場 |
絶対に乗ることができないパガーニ・ウアイラRのペダルを踏むことができるとは
パガーニとアセテック・シムスポーツ(Asetek SimSports)とが提携し、パガーニ・ウアイラRのアクセル / ブレーキペダルとほぼ同じ材質と構造を持つというレーシングシミュレーター用のペダルボックスが発売に。
ちなみにこのウアイラRはその価格3億4000万円、限定台数わずか30台というサーキット走行専用ハイパーカーですが、このペダルボックスを使用すればそのウアイラRと同じフィーリングを味わえるということになりますね。
ペダルとアームは実際にパガーニ・ウアイラRで使用されるものと同一
この製品のリリースにつき、アセテック社CEOであるアンドレ・スロー・エリクセン氏は「このパガーニ・ウアイラRのペダルセットとレーシングシミュレーターを通じ、パガーニのレーシングカーを運転するスリルを提供できることを嬉しく思います」とコメントしていますが、実際にこの製品に使用されるペダルとアームはウアイラRに使用されるものと同一だといい、そこにアセテック得意のツイン・ハイドロリック・オポージング・ラピッド・ピストン (T.H.O.R.P.) 採用ブレーキシステムを組み合わせたもの。
これによって実際に「パガーニ・ウアイラRのフィーリングを再現したブレーキペダルを実現した」とのことですが、このほかにもデッドゾーンの調整やスロットルカーブ、ファームウェアの更新などユーザーが迅速かつ容易にペダル設定をカスタマイズできる「レースハブ(RaceHub)」ソフトウェアを提供しています。
もちろんこのペダルボックスの開発にはパガーニ・アウトモビリ創設者、オラチオ・パガーニ氏も参加しており、「我々は、アセテックが提供するパガーニブランドのシミュレーションレースペダルの極めて高い品質、デザイン、プレミアム性能に感激しています。アセテックとのパートナーシップにより、世界中のシムレーサーや自動車愛好家の皆様に、当社のハイパーカーを運転する感動と興奮をお届けできることを嬉しく思います」とコメント。
各パーツの素材などについてのアナウンスはなされていませんが、見た感じだとアルミ製っぽいという印象。
ペダル自体はブラック仕上げとなっており、ここは通常のウアイラとは異なり「質実剛健なレーシングカー仕様」といったところなのでしょうね。
現在、このペダルボックスが販売されるのは欧州のみだそうですが(1680ユーロ=23万円くらい)、じきにアメリカでも販売がなされるといい、オンラインストアを通じて日本にも輸入することができるものと思われます。
パガーニ・ウアイラRのペダルボックス(レーシングシミュレーター用)を紹介する動画はこちら
フォードは「フォードGT」イメージのレーシングシミュレーターを発売
なお、フォードがeスポーツに注力しているのは既報のとおりではあるものの、今回そのeスポーツチーム、フォードジラ(Fordzilla)とネクストレベル・レーシングとが共同にてレーシングシミュレーターを開発し発売するもよう。
これは「GTエリート・フォードGTエディション・コクピット」「ES1 シート・フォードGTエディション・コクピット」の二種類で、現時点では価格や販売方法などは非公開。
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画像を見る限りでは、フレームはフォードの象徴的なカラーであるブルーにて仕上げられ(アルマイト)、フォード、そしてGTのロゴが数か所に見られます。
ステアリングホイール、ペダル、ハンドブレーキ、キーボード用としてアダプティブスライダーを装備し、ヘッドレストには本物のフォードGT同様に「GT」文字がエンボス加工にて施され、(アメリカらしく)ウエスト42インチまで対応し、耐荷重量はなんと250kg。
あらゆるブランドのデバイスとの互換性を持っているといい、いざ発売されれば相当な人気を呼ぶことになりそうですね。
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