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パガーニがウアイラのワンオフ版「エピトム(EPITOME)」を発表。今までにない高級さを持ちつつもブロウンディフューザーを装備するなど「究極のウアイラ」として設計される

パガーニがウアイラのワンオフ版「エピトム(EPITOME)」を発表。今までにない高級さを持ちつつもブロウンディフューザーを装備するなど「究極のウアイラ」として設計される

Image:Pagani

| 足回りには「スーパーソフト」モードを備えるアクティブサスを導入するなど快適性にも十分な配慮が行われている |

もしかするとまだまだ「ウアイラのワンオフモデル」が登場するのかもしれない

さて、パガーニはウアイラの販売を終了し、その後継モデルであるウトピアをリリースしていますが、今回新しく「ウアイラのワンオフモデル」、エピトム(Epitome)を発表。※ゾンダからウアイラに切り替わるときもそうだったが、パガーニは従来モデルを顧客の要望に応じて継続生産することがある

なお、このウアイラ・エピトムは「公道走行なハイパーカーとしての究極のウアイラ」を求める顧客のオーダーによって作られたもので、製作を担当したのはパガーニの「グランディ コンプリカツィオーニ」部門だと説明されています。

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パガーニ・ウアイラ・エピトムの協議と設計のみで10ヶ月を要する

パガーニによれば、このウアイラ・エピトムは完全あるワンオフモデルであり、「協議と設計のみで10ヶ月を要した」。

エクステリア上では新デザインの前後バンパーに、このエピトム専用となるフロント スプリッター、大型エアインテーク、特注ヘッドライト、ベントつきホイールアーチ、さらにはボディパネル一体型のリアウイング(ウアイラRと同等のダウンフォースを生成する)といった特徴を備えます。

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ただ、このウアイラ・エピトムについては「パフォーマンスだけ」を追求したわけではないと見え、同時に高い芸術点も追い求められているもよう。

実際のところ車体外装はほぼ「ブルーとゴールド」にて統一されており・・・。

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ヘッドライトベゼルやドアミラーのベース部などはゴールドに。

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そしてパガーニにおいて特徴的なクワッドテールパイプもボディ(クリアブルー仕上げのカーボンファイバー)にあわせたブルー仕上げ。※ヒートガードもブルー

ちなみにセンターコンソールに設置されたボタンを押すとフラップが開き「快音」を奏でるそうですが、この排気システムには、ブロウンディフューザーコンセプトを活用するための2つの追加排気口があり、これによって追加のダウンフォースを生み出すことができるのだそう(たしかにディフューザーの中にエキゾーストパイプが2本見える)。

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テールランプベゼルもブルー、そして「Huayra」「Epitome」バッジはゴールド。

ここまでカラーが統一されたパガーニの個体はおそらく「はじめて」であり、そして各部の色味を合わせるためには相当な苦労があったことも推測できます。

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搭載されるエンジンはもちろんメルセデスAMGより供給を受ける6リッターV12ツインターボで、その出力は860馬力(6,000回転という低い段階で最高出力を発生させ、レブリミットは6,700回転)。

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パガーニ・ウアイラ・エピトムには「マニュアル・トランスミッション」が装備される

そしてこのウアイラ エピトムの最大の(機能的な)特徴はマニュアル・トランスミッション(Xtrac製)を持つということですが、リンケージがむき出しとなったサイバーパンクな(ある意味ではスチームパンク風の)シフトゲートを持っています。

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そしてエクステリアの「ゴールド」はインテリアにも反映され、ペダル類も(それだけで芸術作品として機能しそうな)仕上げを持っています。

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その他内装を見てみると、レザー、カーボンファイバー、アルミニウムをふんだんに使用したゴージャスな仕様となっており、ウッド製シフトノブと相まってクラシカルな印象も。

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おそらくインテリア照明の「ブルー」も外装カラーとマッチさせたものだと思います。

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こちらはウアイラ・エピトムの形を模したキーの「ドッキングステーション」。

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このパガーニ・ウアイラ・エピトムの車体構造は他のウアイラと同じくカーボンチタン・モノコックにクロモリ鋼を使用した前後サブフレームという構成ですが、サスペンションのジオメトリは大きく見直され、加速およびブレーキ時のダイブとピッチ、およびコーナーを曲がる際のロールを軽減するように再設計されています。

これらの要素によりコーナーリング能力が向上したにもかかわらず、このアクティブサスペンションは時速150キロ未満の速度では一般道での走行に対応する「スーパー ソフト」モードを備えるといい、市街地における快適性も重視しているようですね。

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なお、ホイールはウアイラ「イモラ」クーペに装着されるものにヒントを得た新デザイン(フロントは20インチの7本スポーク、リアは21インチで9本スポーク)、タイヤはフロントに265/30、リアに355/25サイズのピレリ P ゼロ トロフェオ Rが採用されています。

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参照:Pagani

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