| レクサスのヨットに比べるとその価格はまだ「現実的」 |
先日レクサスがラグジュアリーヨット「LY650」を発表したところですが、今度はホンダが新型ボート「SJ32」を発表。
ホンダは「ホンダマリン(人の名前みたいだな・・)」事業部を持っていて、ここでは船外機を扱っています。
「トヨタマリン」は船体を扱っているものの、ホンダマリンは船体がないという意味において両者は微妙に業態が異なり、よって今回のボートについては船体メーカー「SanJuanYachts」との協業だと発表されています。
船体はホンダNSXをイメージ
この新しいボート、SJ32は”フィッシングボート”というジャンルに属するそうですが、今回発表された船体は「サーマルオレンジ」にペイントされ、これはつまりNSXと同じボディカラー。
NSXは2019年モデルからこの「サーマルオレンジ」を採用していて、これは「カリフォルニアに昇る朝日をイメージ」した新色でもあり、こういったボートには非常に映えるように思います。
ちなみにホンダはセイコーとのコラボレーションにおいて「アストロン」NSXモデルを発表していますが、こちらのカラーも「サーマルオレンジ」。
ホンダとしては今後押し出してゆきたいカラーのひとつなのかもしれませんね。
SJ32フィッシングボートの価格はホンダNSXはの1.4倍
このSJ32について、その価格は邦貨換算にて3300万円~4900万円に設定され、ベースモデルだとNSX(24,138,889円)の約1.4倍、ということになります。
搭載される船外機はホンダマリンの誇るフラッグシップモデル「BF250」。
出力は250馬力となり、SJ32はこれを「2基」装備しているために500馬力を発生する計算です。
搭載される船外機は「3.6リッターV6、VTEC」
このBF250は「3.6リッターV6」エンジンを動力源としており、可変バルブタイミング制御つまりVTECを搭載。
リーンバーン制御による低燃費もその特徴だとしています。
SJ32はこの船外機のおかげで最高速度はじつに88.5km/hに達するそうですが、運動性能だけではなく「フィッシング」に特化した船体を持つこともアピールポイントとして挙げられ、どこからでも釣り糸を垂れることができるオープンデッキ構造を採用。
そのほか、快適に過ごせるようにオーディオシステム、トイレ、釣った魚を収めるためのフィッシュボックスなどを備える、とのこと。
デッキは「ウッド」採用にて高級がありますね。
高級車とヨット/ボートとは切っても来れない関係にあるようで、多くの自動車メーカーがヨット/ボートを発売したり、またデザインしたりしていますが、一部の自動車メーカーは逆にこういった「ヨット/ボートのテイストをクルマに取り入れる」こともある模様。※アバルト、BMW、ロールスロイス、フェラーリなど。
操舵席はこんな感じ。
自動車メーカーの活動領域は海へ空へ
トヨタ、ホンダがマリン事業部を持つのは上述のとおりですが、ホンダは航空産業として「ホンダジェット」を持っており、すでにその一号機を発売したところ。
ジェンソン・バトンやホリエモンが購入したことで知られますが、そのセグメントにおいては「ベストセラー」を記録しているようですね。
そしてトヨタは「レクサスブランドにて航空産業にも参入する」ことを明言していて、トヨタとホンダの戦いの場は陸上のみならず、海上や空といった場にも広がることになりそうです。
VIA:HONDA