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【電動にてNSX復活】アキュラ、2027〜2028年に次世代スポーツカー投入へ ─ SUV・セダン刷新も計画中、新型NSXは新生アキュラの旗手に

【電動にてNSX復活】アキュラ、2027〜2028年に次世代スポーツカー投入へ ─ SUV・セダン刷新も計画中、新型NSXは新生アキュラの旗手に

Image:Honda

| 次世代NSXは「革命的」なクルマとなることを期待したいが |

新型NSXは「0シリーズ」のプラットフォームを使用したEVとなるもよう

さて、これまでにも様々なウワサが出てきた次期(新型)NSX。

今回はいくつか新型NSXに関する情報が登場しており、今までの状況のまとめに加え、それらを紹介してみたいと思います。

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電動NSXの未来 ─「名前はNSXではない」可能性も?

まず新型NSXにつき、これまでの経緯をまとめると以下の通り。

  • 2023年:Electric Vision Design Study(EVスポーツカーのデザインスタディ)をペブルビーチで公開。
  • 2024年:ホンダ幹部が2027〜2028年のスポーツカー登場を示唆。「NSXという名前ではないかもしれないが、NSXタイプの車両だ」と明言。

そして新しく出てきた情報が以下のとおりですが、日産側からは「次世代NSXとGT-Rとの車体共有」についても言及されており、よって今回出てきた情報についても「可能性のうちのひとつ」に過ぎないのかもしれません。

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  • プラットフォームはホンダの「0シリーズ」EVアーキテクチャを使用(Honda 0 Saloonや0 SUVにも採用予定)。
  • 現時点では詳細不明だが、純EVスーパースポーツとしてNSXの後継モデルになると見られる。
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さらにこの「新型NSX」は北米だと(従来モデル同様に)アキュラブランドから2027〜2028年に投入される予定だといい(もちろん日本だとホンダブランドからの登場だと思われる)、これにあわせてアキュラZDX、MDX、RDX、TLX、インテグラ、ADXといった主力モデルも段階的に刷新されることで「ブランドのリブートを図る」とも報じられています。

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アキュラは“ブランド再構築期”へ突入

つまるところ、アキュラは今後数年間でラインナップを全面刷新し、パフォーマンスイメージの再構築と電動化の本格展開を目指す一方、その旗振り役が「新型NSX」ということになるのかもしれません。

特に注目すべきは、NSXの電動後継車がただのリバイバルではなく、ホンダの0シリーズ技術を結集した“次世代象徴モデル”となることで、ここでぼくが思うのは(電動車であるということはさておいて)「ほかモデルとプラットフォームを共有すること」。

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これまで2世代にわたって展開されたNSXはいずれも専用プラットフォームを採用し、これはホンダが「NSXは特別な存在であって、他車との基本骨格共有を許さなかった」からだと捉えていますが、それだけに新型NSXが「0シリーズ」と車体を共有するというのは”ちょっと驚き”。

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これが現実だとすると、新型NSXはミニバンやSUVをラインアップに含む0シリーズの「スポーツカールック、そしてハイパワー版」にとどまるということを意味していて、技術的な革新、ホンダの矜持を体現するスーパースポーツではなくなる可能性も。

もちろんそれを最も危惧しているのはホンダ(およびアキュラ)だと思われ、NSXの名を汚すようなことはしないとは考えていますが、いかにパワフル、そして革新的な車体制御技術を持っていたとしても、「あのリマック・ネヴェーラですら新車価格以上では売れない」というエレクトリックスーパースポーツ界隈の状況を考慮するに、ファンを納得させるだけのクルマを(BEVにて)作ることは難しいのかもしれません。

まだまだウワサの段階ではあるものの、今後のNSXに関する情報には注目してゆきたいところでもあり、追加情報があればアップデートしてゆきたいと思います。

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その他のアキュラ製品計画(2025年以降)

◆ ZDX(電動クロスオーバー)

  • 2027年にフェイスリフト
  • 将来的には完全自社(アキュラ)開発モデルへ移行する可能性も

◆ MDX(フラッグシップSUV)

  • 2027年後半に新型デビュー
  • 2028年初頭に生産開始

◆ RDX(ミドルサイズSUV)

  • 2027年に新型
  • 2030年にマイナーチェンジ
  • 2033年に終了予定
  • プラットフォームはHonda HA、パワートレインは1.5Lターボ+ハイブリッド

◆ TLX(セダン)

  • 2027年にフルモデルチェンジ(レクサスESと競合する内容へ)

◆ インテグラ

  • 2028年中頃に次期型登場(2029年モデル)
  • 現行型は2024年のアキュラ販売で第3位の人気

◆ ADX(新型小型SUV)

  • 製造地が米国へ移管される可能性あり(関税次第)
  • 2028年にフェイスリフト
    2031年モデルでフルモデルチェンジ
  • EVとICE(内燃機関)両方をラインアップ

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  • この記事を書いた人

JUN

2013年より当ブログを運営中。 国産スポーツカー、ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ等を乗り継ぎ現在に至ります。 単なる情報の記載にとどまらず、なにかしら自分の意見を添え、加えてクルマにまつわる関連情報(保険やメンテナンスなど)を提供するなど「カーライフを豊かにする」情報発信を心がけています。 いくつかのカーメディアにも寄稿中。

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