| なぜか浪人をイメージしたランサー登場 |
ブルガリアのチューナー、Vilnerが2011年製ランサー・ラリーアートをベースに内外装をカスタムし、「三菱オールロード・ローニン(Mitsubishi Allroads Ronin)」として公開。
テーマは日本者ということで「サムライ(侍)」、さらに「浪人」がイメージ。
浪人とは俸禄を得られなくなった侍や武士を指しますが、その分何ものにも縛られないワイルドなイメージがあり、Vilnerもそこを目指したのかもしれません。
室内は完全に和風
なお内装に使用される素材はクラレの「アマレッタ」。
いわゆる人工皮革で「アルカンターラ」同様の質感を持ったもの(日本つながりで、アルカンターラではなくアマレッタを選んだかどうかは不明)。
サイドブレーキのレバーは「刀の柄」をイメージした仕上げで、これは以前にカーレックスがGT-R(R35)の内装カスタムでも採用したことでワールドワイドに有名に。
【まとめ】サムライ風GT-R、ギーガー風、サイバーパンク・・・。Carlexによるインテリアカスタム特集
内装の多くにはアマレッタ(木彫り風の加工が施してある)、ナッパレザー、メタルを使用。
ステアリングホイールも全張替え。
メーターカバーはウッドで、メーター本体はフェラーリ風のフォントを持つ文字盤にカスタムされています。
ハンドブレーキは「刀の柄(つか)」だけではなく「鍔(つば)」までも再現。
シフトレバーはレザー巻きで、メタルのインレイつき。
ルーフには日本っぽい柄も。
刀とお面は演出要小物と思われます。
スターターも紋章(家紋をイメージ)をあしらった金属に。
ルーフ内張りも和風っぽい柄を採用。
なお室内には35キロの制振・防音材を使用して静粛性を向上し、数字で表すと車内の騒音はノーマルの「半分」となっているそうです。そのほか11インチのタッチ式インフォテイメントシステム、リヤビューカメラも追加に。
車体後部にはデカデカと「RONIN」。
車高は2センチダウンし、ヨコハマ製のオールテレーンタイヤ、LEDアディショナルランプも装備。
ヘッドライトも入れ替えられ(これはアルファロメオ・ジュリアのものを流用しているようにも見えるが不明)、その他エアロパーツも装着されており、カスタム費用は相当な額にのぼっているであろうこともわかります。
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