なかなか発表されない新型スープラ
プレミアムサルーンの新形態、「Fine-Comfort Ride」
トヨタが東京モーターショーに展示するモデルを追加で公開。
今回は燃料電池車(FCV)、「Fine-Comfort Ride」と命名された車で、形状としてはミニバンに近く、しかしトヨタによると「電動車ならではの自由なレイアウトをを活かした」プレミアムサルーンの新しい形、とのこと。
インホイールモーターを採用するためにフロアには動力源を収めるためのスペースを省くことができ、そのぶん室内空間は最大化。
「車が単なる移動のための乗り物ではなく、乗員に移動以外の価値を提供する将来のモビリティ」が一つのテーマとなっているそうですが、自動車メーカーが「自動車本来の価値を否定する」「自動車以外の価値を模索する」時代に入った、ということですね。
同じようにBMWは社名自体が「バイエルン発動機」という意味(の略)ではあるものの、発動機の意味も「内燃機関」から「「エレクトリックモーター」に変わりつつあり、エライ時代になったなあ、という感じです。
なお全長は4830ミリ、全校1650ミリ、全幅1950ミリ、と立派なサイズ。
チャージ一回あたりの航続可能距離は1000キロ、と公開されています。
Concept-愛i RIDE、 Concept-愛iも東京モーターショーに展示
ほかに公開されているのはConcept-愛i RIDE。
まさに「愛」の名の通り、車椅子ユーザーでも乗り降りが容易で、ジョイスティックによるイージーなインターフェースを持つ車。
自動運転機能も備えており、社会に対する提案性が高い一台ですね。
小さそうに見えるものの、全長4510ミリ、全幅1830ミリ、全高1475ミリ、とけっこう大きな車体を持っています。
同時に、2017年1月に発表された「 Concept-愛i」も展示するとのことで、トヨタとしてはこの「愛」シリーズを今後拡充する可能性もありそう。
ユニバーサルデザインについてはトヨタはかなり早い段階から取り組んでいたので、「誰にでも使える」という要素はトヨタにとって大きなテーマなのかもしれませんね。
トヨタが学習式人工知能搭載の「コンセプト愛i」発表。思ったより自動車の進化は早そう