| トヨタ2000GTが復活するとこうなる |
韓国人デザイナー、李 奕霖氏が考えた「新型トヨタ2000GT」。
かつてのトヨタ2000GT風要素をしっかりと残しながらも新型スープラの要素も取り入れるなど、なかなかにイケてるスタイリングに。
2000GTを象徴する「ホワイト」のボディカラーにクリーンなデザインが特徴で、レンダリングのバックには日の丸と桜も(もしこれが韓国内での公開であれば、そうとうな批判を浴びそう)。
フロントバンパー内のランプとテールランプとは共通する意匠を持っており、そのほかの部分を見てもけっこう現実的。
ドアやバンパー、フェンダーの継ぎ目も「このまま再現できそう」です。
なお詳細は公開されてはいないものの、テールパイプがないところを見るに、「おそらくはエレクトリックカー」なのでしょうね。
トヨタは「スープラ」を復活させており、その次はセリカそしてMR2がリバイバルの候補になっているそうですが、2000GTはトヨタのスポーツカー史を語るのに「外せない」クルマであり、エレクトリック化という新時代にあわせて新型を登場させてほしいものだ、と思います。
トヨタ2000GTはこんなクルマ
トヨタ2000GTは「国産初のスーパーカー」と言えるクルマで、1967年に発売。
当時「トヨタ・スポーツS800」しか持たなかったトヨタが威信をかけて開発したスポーツカーであり、エンジンは2リッター直6/150馬力、最高速度は時速220キロ、というスペックです。
全長は4175ミリ、全幅1600ミリ、全高は1160ミリ、重量は1120キロ。
今の水準から見ると、かなりコンパクトで軽量なクルマ、ということになりますね。
トヨタ2000GTは1967年の映画、「007は二度死ぬ」にて、ワンオフのオープンモデルがボンドカーとして登場しており、生産台数は218台(日本国内市場向け)で、お台場の「メガウェブ」、そして大阪・天保山のGライオン・ミュージアムにも展示されていることでも知られます。
なお、Gライオン・ミュージアムの個体は非常に珍しい「カスタム仕様」。
発表された1967年の東京モーターショーにて展示された個体は、その際にモデルを務めたツィッギーへと贈られてイギリスへと渡り、その後行方不明になったものの数年前に偶然発見されることになり、レストアを受けて当時と同じゴールドへとペイントされた、という一件も。
ちなみに「ゴールド」のトヨタ2000GTは3台のみしか製造されなかった、とのこと。
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