故障のカウントはチェックランプベース。韓国車はチェックランプが簡単に点かないのか
今回、「CarMD」が各メーカーの自動車に発生するトラブル(エンジンチェックランプの点灯回数をカウント)をまとめ、かつ修理コストについて統計をとった結果を発表。
これは1996年式から2018年式までの560万台を調査した大々的なもので、その母数を考えるとけっこう「アテにしていい」データかもしれません。
やっぱりトヨタは壊れにくい、優秀なクルマだった
これを見るにもっともトラブルが少ないのは当然トヨタで、次いでアキュラ、そしてヒュンダイ、ホンダ、三菱の順。
一方、アキュラの品質評価は高くない
ちなみにトヨタは現在の新車においても高い品質を誇るものの、近年のアキュラはその品質評価が下がっており、アキュラの上位ランクは「過去のモデルの高い品質に支えられている」のかもしれません。
そしてちょっと驚くのはヒュンダイで、ヒュンダイは今でこそ高い品質を持つと言われるものの、一昔前はかなりプアな品質として知られ、「1996年モデルから」の統計でこの順位なのはかなり意外(故障してもチェックランプが点灯しない、というオチだったらビビる)。
そしてもっともエンジンチェックランプが点灯しないクルマのトップはアウディQ5(2018)。
次いで2017年モデルのホンダ・シビック、2017年モデルのスバル・クロストレック、2017年モデルのホンダCR-V。
ベスト10のうち7台が日本車で、そのうちホンダが4台、スバルが2台。
メーカーとしてもっとも故障しないのは「トヨタ」ではあるものの、こうやって車種別に見てみるとトヨタは1台のみ、かつ8位にランクインするにとどまっています。
最も修理費用が安価なのはマツダ
そして修理費用という観点だと、トップはマツダ。
1位はキア、2位はダッジ、4位はヒュンダイ、5位はクライスラー、6位はジープ、7位はシボレー、8位はフォルクスワーゲン、9位にホンダ、10位にトヨタ。
「壊れにくい」ランキングとは逆にアメ車がトップ10の多くを占めますが、「アメ車はよく壊れるが、マイナートラブルしか無い」「日本車は壊れにくいが、壊れるとお金がかかる」ということなのかもしれません(もしくは単に日本車のパーツ価格設定が高いのか)。
修理費が安価なクルマは?
そして「修理費の安い」車種別ランクだと、もっとも修理費が安いのはヒュンダイ・ツーソン。
2位もヒュンダイのアクセント、3位はキア・リオ、4位にトヨタ・プリウスC(アクア)、5位に三菱・ミラージュ、6位にキア・ソウル、7位にキア・フォルテ、8位にまたヒュンダイ・ツーソン、9位にヒュンダイ・サンタフェ、10位にトヨタ4ランナー。
こちらは韓国勢が多数を占め、逆にアメ車が入っていないのが面白いところ。
おそらくヒュンダイは「もともとの車両価格が安い」ため、パーツ代も安価なのかもしれませんね。
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VIA:CarMD