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中国Zeekr(ジーカー)が人気サルーン「007」の発売から1年も経たないうちに大型アップグレード実施、「世界で最も速く充電できるEV」へ。これぞチャイナスピード

中国Zeekr(ジーカー)が人気サルーン「007」の発売から1年も経たないうちに大型アップグレード実施、「世界で最も速く充電できるEV」へ。これぞチャイナスピード

| 現在の中国車は確実に模倣の域を超えて独自の進化を遂げている |

EVに関しては日米欧の自動車メーカーが「追う」側となるだろう

さて、日本導入計画が明らかになった中国Zeekr(ジーカー)。

同社はロータスやボルボを傘下に収める吉利汽車によって運営されていますが、吉利汽車にとっては「世界戦略ブランド」として位置づけられており、すでにニューヨーク証券取引所に上場するなど着実にその地盤を固めつつあります。

そしてZeekrは8月13日に「エボリューション・ニュージェネレーション」と題された記者会見を開催し、ここでは昨年末に発売して以来高い人気を誇るピュアエレクトリックセダン「007」の2025年モデルを発表することに。

中国のスタイリッシュなEVブランド、Zeekr(ジーカー)が2025年に日本導入決定。展開するのはロータス、ボルボを傘下に収める吉利汽車
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2025年モデルのZeekr 007は「世界最速」で充電が可能なEVである

そしてこの2025年モデルの007においてもっともエキサイティングなニュースは(吉利汽車の誇る)ゴールデンバッテリーの第2世代が搭載されたということで、その他のハイライトとしては、加速時間の短縮、インテリジェント ックピットのアップグレード、新しいホイールやボディカラーの選択肢などがアナウンスされています(発売間もないにもかかわらず大幅アップグレードがなされているので、直近で購入したユーザーはちょっと可哀想である)。

「007」はZeekrだと中型パフォーマンスセダンというポジショニングですが、グレードとしては「75kWhバッテリー搭載モデル」と「100kWhバッテリー搭載モデル」とが存在し、今回バッテリーのアップグレードを受けるのは「75kWhバッテリー搭載モデル」のほう。※100kWhバッテリー搭載モデルのバッテリーは従来通りのCATL製Qilinバッテリーパック

この第2世代のゴールデンバッテリーの特徴としては充電速度が4.5Cから5.5Cに向上したことが挙げられ、この数字だと良くわからないものの、残量10%から80%までを(従来よりも4.5分早い)10.5分で充電できるようになったといえばわかりやすいかもしれません。

Zeekrはこの最新ゴールデンバッテリーにつき、三元リチウム バッテリーよりも速く充電できるようになり、”世界最速の充電量産バッテリー”になったと主張していますが、一方の加速においても0−100km/h加速が5.4秒から5.0秒に短縮されたことについてもアナウンスしています。

そのほか2025年型Zeekr 007には、LiDARと視覚融合をベースに動作する”Haohanインテリジェントドライビング2.0システム”が搭載され、これは2つのエヌビディア製Orin Xチップによる高速演算、30個を超えるセンサーによって高度な自動運転技術を実現し、さらには30種類の複雑な交差点を95%以上の通過率できる、と説明されています。※1000もの新しい交通シナリオを導入し、認識の精度が120%以上向上

そのほか「リモートコントロールフィンガーチップパーキング」なる機能も追加され、これはドラッグ&ドロップにて車両をリモート駐車できるもの。

そのほか車両オペレーティングシステムがZeekr OS AIにアップグレードされ、これを利用すれば車内のすべてのシステムをキャビンのどこからでも音声で制御できるようになったといい、さらにはクルマの充電を促すリマインダーや、トンネルに入るときにエアコンの内部循環を変更するなど、いくつかのシナリオに基づいた提案を行うことができるようで、車両のみではなく乗員に対する配慮も行うことができるようになり、これらはまさに「中国で求められている機能そのもの」なのだと思われます。

外観上の変更だと、新しい20インチホイールデザインとブラックの19インチマルチスポークホイールの追加、そして新しいスカイ グリーンの外装色と4輪駆動パフォーマンスバージョン専用のシャドーブラック、内装だとティール グリーンのアクセント付きオプションの設定がアナウンスされています。

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参照:Fast TechnologyAutohome , CarNewsChina

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