ヘネシー「ヴェノムF5」登場。ブガッティ・シロン、ケーニグセグ・アゲーラ何するものぞ
ヘネシー(Hennessey)が予告通り、世界最速を標榜するスーパーカー(ハイパーカー)、「ヴェノムF5」を発表。
これは時速300マイル(482キロ)を達成すると言われる車ですが、この記録は既に「達成済み」とされています(後は公表を待つだけ?)。
エンジンはツインターボV8、トランスミッションはシングルクラッチ式の7速パドルシフト。
「デュアルクラッチ」ではないということについては、このエンジンのトルクにデュアルクラッチでは「耐えることができない」からのかもしれません。
パワーウエイトレシオは0.83
車体重量は1338キロなので1996キロのブガッティ・シロンより658キロも軽く、しかも出力は100馬力も上。
実際のところ0-300キロまでの加速に要するのはたった10秒で、これは現存するどのF1マシンよりも速い、とのこと。
パワーウェイトレシオについては、「1:1」を誇るケーニグセグOne:1を凌駕し、「0.83」という前代未聞の領域に達しています。
0キロから400キロ、そしてまた0キロまでに要するのはわずか30秒(以下)。
なお、同じ内容だとブガッティ・シロンは41.2秒、それを破ったケーニグセグ・アゲーラRSは36.44秒。
ケーニグセグはブガッティの記録を4.8秒短縮していますが、ヘネシーはこれをさらに6秒以上も縮めた、ということに。
ブガッティ・シロンの「加速/減速」記録をケーニグセグがもう塗り替え。タイム、要した距離とも大幅更新
ブガッティ・シロンが時速400キロまで加速→停止において世界記録41.2秒を達成。ドライバーはモントーヤ
価格は1億8000万円
価格は1億8000万円と発表されており、生産台数はわずか24台。
この価格について、数字だけ見ると「相当に高額」ではあるものの、実際のパフォーマンス、そして「世界でこの車より速い車はない」という満足を得るには安すぎる対価かもしれません。
なお、これまでの「ヴェノム」シリーズはロータスよりシャシーの供給を受けていたものの、今回の「ヴェノムF5」は自社の設計、とされています。
開発パートナーには「ペンゾイル」が挙げられており、これからはペンゾイルのプロモーションに登場したりするのかもしれません(それでボディカラーがペンゾイルのカンパニーカラーであるイエローなのかもしれない)。
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