| ロータスはエキシージ・ファミリーを拡大中 |
ロータスが「エキシージ・スポーツ410」を発表。
エキシージ・カップ430とエキシージ350との間に位置するモデルですが、エンジンはエキシージ・カップ430と同じ3.5リッターV6(スーパーチャージャー)で、オイルクーラーや容量の大きなクラッチはカップ430譲り。
トランスミッションは6速クロスレシオを採用し、0-100キロ加速は3.3秒。
ボディパーツも新しくなってフロントのエアインテークが拡大するなど小変更が与えられ、ダウンフォースは150キロだと公表されています。
エキシージ・スポーツ410は乗りやすい430?
ロータスは現在エキシージのラインアップを拡大しており、限定モデル含むいくつかのバリエーションを発表。
中には完全にサーキットにフォーカスしたダウンフォース強化モデルや、逆にダウンフォースを抜いて「最高速を向上させた」モデルも。
実際のところバリエーション拡大は消費者にとって魅力的な選択肢を増やすことになり、販売が大きく伸びた、とも報じられています。
エキシージ410は出力こそ410馬力に抑えられているものの、「カップ」に対する「スポーツ」の名が示す通り、より公道走行を意識したモデルとなっていて、「乗りやすいエキシージ430」だと言えそう。
ロータスの利益が大きく伸びる。利益の厚い限定モデル発売が貢献、やはり「限定商法」は有効か
シャシー、サスペンションもエキシージ・カップ430譲りとなり、サスペンションはカップ430のものを公道に適したように調整した3段階調整式で、アイバッハ製のアンチロールバーも標準装備。
なお、おそらく今回からだと思いますが、ロータスのオフィシャルフォトがこれまでになく「オシャレ」に。
これまではロータス本社の中庭で撮影したような感じの写真が多かったのですが、今回のエキシージ・スポーツ410のオフィシャルフォトはかなり美しいものとなっています。
ホイールは超軽量鍛造アルミホイールでタイヤはミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2。
ホイールはブラックとシルバーを選択できるようですね。
ブレーキはAPレーシング製でフロントは4ピストン、ブレーキローターは2ピース構造。
そしてやはり最大の特徴は「軽量化」。
チタン製のフルエキゾースト・システムは標準のエキゾーストに比べて10キロ軽くなり、エキシージ・スポーツ410の重量は1054キロに。
そのほかシルカバー、ルーフなどにはカーボンファイバー製のパーツが装着され、これも軽量化に一役買っていそうです。
オプションについてはモータースポーツを意識したものが用意され、消化器、カットオフスイッチ、エアバッグレス、4点式ハーネス、FIA認証のロールケージなど。
インテリアではアルカンタラ巻きのステアリングホイール、カーボンファイバー製スポーツシート(レザーかアルカンタラを選べ、コントラストステッッチが採用される)、さらには各種スイッチやトランスミッションコンソール、シートのハーネスホールなどいくつかの部位を「コントラストカラー」にすることも可能で、これはぜひえらいたいオプションでもありますね。
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