| この有名なグリーンは「イタリア国旗のグリーン」だった |
無類のクルマ好きとして知られるジャミロクワイのフロントマン、ジェイ・ケイ。
2016年にグリーンにペイントされたラフェラーリを購入したことが報じられていますが、今回なんとそのラフェラーリを売りに出すことにした模様。
実際にジェイ・ケイはこのラフェラーリにてグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにも登場しており、この仕様のラ・フェラーリは他にないとも考えられるため、まずジェイ・ケイの所有していた個体だと断定して良さそう。
このグリーンは「フェラーリ=レッド」に対するアンチテーゼ?
なお、ジェイ・ケイは当時、このラフェラーリの納車を受けた2日後には「この色(一般的なレッドやイエロー、ブラックではなく明るいグリーン)は一種の主張だ。ただ単に、クルマに主張を与えたかった」と語っていますが、ジェイ・ケイはそのブランドのヒストリーを重要視する人物だと思っていただけにこれはかなり意外。
なおジェイ・ケイはスーパーカーマニアとしても知られ、これまでも自身の楽曲のPVにてフェラーリF355/F40、ランボルギーニ・ディアブロSE30(コズミック・ガールのカーチェイスは有名)/ミウラ、アストンマーティンDB5が登場。
ほかにもやはり自身の楽曲(Travelling Without Moving)にランボルギーニ・ディアブロのエンジン音を取り入れたり、アルバム「Travelling Without Moving」でもフェラーリの許諾を得て(お金を払って)フェラーリ風のエンブレムを使用したりしています。
なお、ジェイ・ケイは実のところ「新車をオーダーすることはほとんどない。実はクラシックカーの方が好きだ」とも語っていて、新車でオーダーするにあたり「ちょっと変わったことをしたかった」のかも。
ちなみにこのグリーンは「イタリア国旗のグリーン」をイメージした、とも述べています。
なおボディにはプロテクションフィルムが貼られ、コンディションは上々。
航行距離はわずか3,057キロ、とのこと。
ちなみにジェイ・ケイは非常に多忙な人物で、これまでにも数々のクルマを所有し、現在も多数を保有していると思われますが、年間でクルマを運転するのは「合計しても4800キロくらい」だと語ったことも。
このラ・フェラーリにはボディカラーとマッチしたカラーのバッグが付属するなど特別感の高い一台であり、「コレクターズアイテム」としても価値がありそうです。
なお、今回ジェイ・ケイがこのラ・フェラーリを売りに出す理由は全くの謎。
彼は現在でもエンツォフェラーリやポルシ918スパイダーを保有しているとも報じられますが、ちょっと「もったいない」とも思います。
そしてこういったワンオフの限定モデルを「売却する」顧客をフェラーリは好まないと思われ、もしかするとジェイ・ケイは今後の限定フェラーリを入手しづらくなるかもしれませんね。
ジェイ・ケイはこれまでにもこんなクルマを所有していた
これまでにもジェイ・ケイは多数の車を所有し、そして売却してきたことが報じられていますが、過去にはフェラーリのワゴンといった珍車もガレージに収めていたことが。
そして自身のミュージックビデオに登場させたランボルギーニ・ディアブロSE30も売却。
そして過去にはランチア・デルタ・インテグラーレといったマニアックなクルマも。
アメ車も好きと見え、ダッジ・チャレンジャーを所有していたこともあるようです。
VIA: Joe Macari