| まさかシボレーがここまで思い切った値付けを行うとは |
シボレーが新型コルベットの車両本体価格、そしてオプション価格を公開。
シボレーはC8コルベットの価格につき、「6万ドル以下で販売する」とだけアナウンスしていましたが、今回正式に「58,900ドル」からのスタートとなることを発表。
新型コルベットはエンジンレイアウトをミドシップへと変更し、そのパフォーマンスを大きく向上させていますが、価格については「C7コルベットの3,000ドルアップ」に抑えたということになり、相当に戦略的な値付けを行ってきたということになりますね。
エンジンは6.2リッターV8、出力495馬力、そして0-100キロ加速は3秒台前半というスペックを持ちますが、ポルシェ911と同じか「それ以上」の性能を持ちながらも半額で購入できるというのはまさに驚き以外の何ものでもありません。
新型コルベットはベースグレードでも装備が充実している
そこで考えるのが、「安く見せるために、何もついてないベースグレードを用意したんじゃないの?」ということ。
しかしもっとも安価な「LT1」の内容を見てみると、8ウェイパワーシート(レザー)、ブレンボ製ブレーキシステム、スマートキー、デュアルゾーンオートエアコン、リアパーキングセンサー、パワーチルト/テレスコピック機能つきステアリングコラム、12インチデジタルメーター、8インチタッチ式インフォテイメントシステム(アップル・カープレイ/アンドロイドオート対応)が標準装備となっており、正直「ポルシェよりも充実」しているといった印象です。
そしてLT2グレード(66,200ドル)になるとヘッドアップディスプレイやワイヤレススマートフォンチャージャー、ベンチレーション/メモリー機能付きシート、ステアリングホイールヒーター、ボーズ製プレミアムオーディオ、インダッシュカーナビゲーション、電動可倒式ドアミラー、デジタルリヤビューミラー、フロントカメラ、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラートが追加され、この内容を見ても「やっぱり割安(欧州のスポーツカーだと、これだけオプションを追加すれば軽く200万円くらいはかかる)」。
最上位の「3LT(70,850ドル)」だと内装にカーボンファイバー製やアルカンターラが使用され、レザーの使用範囲もさらに拡大。
この内容を見るに、基本的な走行性能は1LT~3LTでは共通となり、あとは安全装備や快適装備の差、ということになりそうですね(よってもっとも安価なLT1でも十分なパフォーマンスを持っている)。
新型コルベットのオプションはこうなっている
その他オプションだと、下記が用意されています(グレードによっては、装着できないものもある)。
金額を見ると、やはり欧州のスポーツカー/スーパーカーメーカーに比較して1/2~1/4程度の設定となっており、「車両本体を安くして、オプションで儲けよう」という手法でもないように思われ、シボレーはかなり本気でコルベットを「売りに」来たな、という印象です。
・パフォーマンスエキゾーストシステム・・・1,195ドル ・ Z51パフォーマンスパッケージ・・・5,000ドル ・フロントサスペンションリフター・・・1,495ドル ・ボディカラー・・・500~995ドル ・カラーブレーキキャリパー・・・595ドル ・レーシングストライプ・・・995ドル ・クロームバッジ・・・100ドル ・カーボンフラッシュメタリックミラー・・・100ドル ・グラスルーフ・・・995ドル ・カーボンファイバールーフ・・・3,495ドル ・ボディカラー同色ルーフ・・・1,995ドル ・ホイール・・・995ドル~2,695ドル ・マグネライドサスペンション・・・1,895ドル ・スポーツバケットシート・・・1,995ドル ・カラーシートベルト・・・395ドル ・カーボントリムパッケージ・・・1,500ドル ・カーボンシート・・・1,495ドル |
VIA: Chevrolet