| カリナンの純正カスタム需要はロールスロイスを大きく潤わせる |
ロールスロイス・アブダビが「タスカン・サン」と命名されたボディカラーを持つカリナンのカスタム仕様を公開。
ロールスロイス・アブダビは「BMWアブダビ」と同じ経営となり、BMWアブダビ共々「世界最大のBMW/ロールスロイスディーラー」。
BMWを最も売るのはアメリカの「BMWロングビーチ」だとされますが、ロールスロイスをもっとも売るのはロールスロイス・アブダビではないか、と考えています。
ロールスロイス・カリナンはロールスロイスに巨額の利益をもたらす
そして「カリナン」はロールスロイスが自信を持って世に送り出すSUVで、これは発売するやいなや大ヒット。
世界中のセレブがこれに飛びつくこととなり、一大ブームといえるほどにまで成長しています。
カリナンを購入する人の多くはミュージシャン、スポーツ選手だとも報じられていますが、クリスティアーノ・ロナウド選手他、多数のトップアスリートに納車済み。
加えて、多くのカリナンがカスタムされていることも知られており、それだけカリナンは「愛着を感じるクルマ」なのかもしれませんね。
そして、カリナンのカスタムについてはアフターマーケットパーツにてカスタムする場合もあるものの、購入時に「ロールスロイス純正にて」カスタムを行う場合が大半。
実際のところカリナンの100%が「オーダーメイド」と言われ、これがロールスロイスに大きな利益をもたらすことになり、ベントレーやブガッティもこのマーケットへの参入を表明したほど。
加えてロールスロイスを購入する人の多くは「一台」だけではなく複数台を購入する傾向にあり、「一度太い顧客を掴むと」そこからのビジネスが比較的容易になるのかもしれません。
その総額は4500万円?
そして今回のカリナンですが、その総額は4500万円ほどだとされ、そのカスタム費用は1000万円オーバー。
コーチライン(サイドのピンストライプ)は”シーシェル”、ホイールセンターキャップはボディカラー同色。
ロールスロイスのセンターキャップはホイールが回転しようとも「常に文字が読める方向を向く」ことで知られますが、最近ではBMWやミニ、フォルクスワーゲンも同様の構造を持つセンターキャップを純正オプションに加えており、これは「ロールスロイスのカスタムが最前線」であることを示す例なのかも。
こちらはロールスロイス定番の「アナログクロック」。
これもマセラティ、ベントレーなど多くのメーカーが採用していますね。
インテリアカラーはブラックのように見えるブラウン「ダークスパイス」、そしてボディカラーとシンクロする「タスカン」。
センターコンソールやダッシュボードにはマット仕上げのウッドが使用されています。
ロールスロイス・カリナンのエンジンは6.75リッターV12、出力は571PS。
カリナンに限らずロールスロイスの乗り心地は「魔法のじゅうたん」のようだと言われ、運転しても、後席に乗っても楽しめそうなクルマだと言えそうですね。