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ミニ「次期クラブマンはSUVになり、クロスオーバーはさらに大型化」。北米市場での不振対策として「SUVラインアップ強化」へ

投稿日:2019/12/17 更新日:

| もはや小ささが売り物になる時代ではなくなった |

ミニのチーフデザイナー、オリバー・ヘイルマー氏が英国Autocarに語ったところによると、「次期ミニ・クラブマンはワゴンボディを捨て、SUVになるだろう」とのこと。
これは親会社であるBMWの意向が反映されているそうですが、BMWは現在「SUV比率が最も高いラインアップ」を持つ自動車メーカーの一つであり、この方向性については納得できるところ。

ただ、ミニはSUVとして「クロスオーバー」を持っているので、次期クラブマンがSUV化すると”似たようなクルマがラインナップ”されることに。
実際のところ次期クラブマンは現行ミニ・クロスオーバーとプラットフォームを共有し、似たようなサイズ感や価格を持つようになる、とも言われているようです。

次期クロスオーバーはさらに大型化

ただ、ミニは次期クラブマンを「現行クロスオーバー同様」のクルマにする代わりに、次期クロスオーバーを「さらに大きく」することでバランスを図ろうとしている模様。
「ラインアップ中、1つしかSUVを持たない」ミニは主戦場である北米市場において販売が伸び悩み、かつブランドイメージを牽引する3ドアや5ドアハッチバックは「コンパクトクラスとしては高すぎる」ために訴求力が弱く、よって北米市場で人気が高いSUVラインアップを増やすことにより、ブランドとしてのプレゼンスを高めたいという意図があるようです。

なお、プレミアムブランドのモデルラインナップにおけるSUV構成比率はアウディ55%、メルセデス・ベンツ63%、BMW62%、レクサス50%(ちょっと前の数字なので、今はこれよりもSUV比率が高い)。

アウディ「2025年には販売の半分がSUVになる」。SUV車種構成比ではアウディ55%、BMW62%、ベンツ63%、レクサス50%

それに対してミニの場合は「3ドアハッチバック」「5ドアハッチバック」「コンバーチブル」「クラブマン」「クロスオーバー」という5つのラインアップを持ち、SUVは1台だけなので、SUV構成比率はわずか20%。
これが販売低迷に直結しているのであれば、SUV構成比率を向上させることで販売を上向かせることができると考えるのは自明の理でもあり、よってBMWは「ラインナップ中、あまり売れていないクラブマンをSUVにしよう」と考えたのでしょうね。

なお、ワゴンボディは北米では人気がなく、多くのメーカーが撤退もしくは縮小しているメーカー。
ただし需要はゼロではなく、そのニッチに特化しているのがスバルであり、これはこれでひとつの戦略ということになります。

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ミニは「小ささ」をこれまでブランドのコアバリューとしてきたが

ミニはそのルーツ、その名からしてコンパクトさ(と、それに対して大きなユーティリティ)が売り物で、実際にデザイナーであるオリバー・ヘイルマー氏も「いずれのミニも、そのセグメントではもっともコンパクトなクルマであるべき」と述べています。
ただし一方では「小ささはセールスに結びつかない」とも語っていて、ここは大きなジレンマなのでしょうね。

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よってこういった事情がミニブランド全体の「大型化」につながっていると考えられ、しかしながら次期3ドアハッチバックのみは「シティコミューター」としての生き残りをかける模様。
具体的にはエレクトリック化とともにコンパクトになると報じられており、今後ミニブランドにおいては大きくその車種構成、そして各モデルの性格が変化することになりそうです。

ミニ「次世代ミニは現行よりも小さく、しかし車内は広く」。なおエレクトリックモデルは中国生産、しかし2030年まではガソリンモデルも継続して製造の予定

 

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