| ベースモデルのM2コンペティションに比較して40馬力、そして約170万円アップ |
BMWジャパンがサーキット志向のM2、”M2 CS(クラブスポーツ)”を発売。
搭載されるエンジンは3リッター直6 Mツインパワー・ターボエンジン、そして出力は450馬力(M2コンペティションは410馬力)。
パワーアップに加え、ボンネットそしてルーフなどにカーボンファイバーを採用し、標準のM2に比較して30kg軽量化されていることも特徴です。
なお、価格はマニュアル・トランスミッションで1260万円、DCTでは1285万円。
M2コンペティションの価格がそれぞれ893万円と918万円なので、けっこうな「価格上昇」ということになりますね。
日本への割当はすでに完売済み
BMW M2 CSは全世界で2,200台の限定販売となりますが、日本への割当は60台。
そしてBMWジャパン曰く、この60台はすべて納入先が決まっていて、つまり「完売済み」。
発表のタイミングにおいて限定台数がすべて売り切れというのはBMWにしてはかなり珍しく、BMW M2 CSの人気のほどが伺えます。
BMWがニューモデル「M2 CS」の情報を公開!世界限定2,200台、出力は450馬力、6速MT、カーボンファイバー多用にて軽量化したハードコアモデル
M2 CSのベースはM2コンペティションとなりますが、エンジン変更や軽量化のほか、ダンパー/スタビイライザーをサーキット向けに再調整したアダプティブMサスペンション、電制デフ(アクティブMディファレンシャル)を標準装備。
フロントスプリッター、ボンネット、ルーフ、リアスポイラー、リアディフューザーにはカーボンファイバーが採用され、ボンネットのデザインはM2 CS専用。
ルーフのカーボンファイバーはサンドイッチ構造を採用し、遮音性と剛性ともに標準モデルより高められているようですね。
ブレーキキャリパーはレッド、ホイールはゴールドが採用されていますが、このあたりのカラーコンビネーションにどのような選択肢があるのかは不明です。
BMW M2 CSのインテリアも「特別仕様」
そしてM2 CSの内装にも多くの特別装備が奢られることになり、Mスポーツ・ステアリングホイール、カーボン製ドアハンドル、カーボン製センターコンソールが採用され、シートはMコンペティション・スポーツシート、そして”M2"のイルミネーションバッジ付き。
アルカンターラが多用され、ダッシュボードには「CS」ロゴが打ち抜きにて再現されています。
M2 CSはベースモデルのM2コンペティションに比較すると170万円ほど高価ではあるものの、エンジン変更や、数々の装備を考えるとむしろ「安い」と思えるほど。
もう買えないのが残念に思える限定モデルでもありますね。
BMWはX3初のPHEVも発売
そしてM2 CSと同時に発売されたのがX3初のハイブリッドモデル、X3 xDrive30e。
搭載されるエンジンは2リッター4気筒ガソリンエンジン(184馬力)、エレクトリックモーターは109馬力。
エレクトリックモードでは140km/hまで、そして44キロまでの距離を走行可能。
リチウムイオンバッテリーの容量は34Ah、0%状態から80%までは3.5時間で充電が完了する、とのこと(100%までは4.3時間)。
価格についてはX3 xDrive30e xLine Edition Joy+の778万円からX3 xDrive30e M Sportの836万円まで。
「Joy+」とは聞き慣れないグレード名ですが、これは装備を簡略化し、価格を下げて「買いやすくした」モデルだとアナウンスされています。
VIA:BMW