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今後5年の「コルベット派生モデル」計画がリーク!Z06、ZR1の上に「1000馬力ハイブリッドの”ZORA”」が君臨

2020/04/24

| シボレーはZORAの名をここで出してきた |

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さて、49,999ドルという衝撃的な価格で登場した新型シボレー・コルベット。

500馬力のV8エンジンを積み、0-100km/hまでを3秒以下で加速する性能はまさに「スーパーカー」の領域です。

そんなコルベットですが、恐ろしいのは現在発売されているのが「ベースモデル」ということで、つまりは今後「Z06」や「ZR1」などの高性能モデルが控えている、ということになりますね。

「本社筋」から今後のコルベット計画がリーク

そして今回、ハガーティが報じたのが、本社筋から入手したという「今後のコルベット計画」と、それをもとに推測したスペック。

これによると1,000馬力の「コルベット・ゾーラ」なる新しいトップモデルが用意されるとのことで、このゾーラ「ZORA」というのは、コルベットのミドシップ化を1950年代おわりに開始したエンジニア、ゾーラ・アーカス・ダントフ氏の名。

コルベットのミドシップ化に要したのは60年。途中で「ロータリエンジン搭載」モデル、「デロリアン」の元祖とも言えるモデルもあった!

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コルベットはそこからミドシップ化を果たすまで、じつに60年の歳月を要したということになりますが、シボレーはゾーラ・アーカス・ダントフ氏に多大な敬意を払っており、これまでにも同氏をオマージュしたカモフラージュシートを使用したり、そもそもミドシップ化されたC8世代のコルベットそのものに「ゾーラ」というペットネームを与えるのでは、というウワサもあったほど。

ここでざっと、リークされたコルベットの「今後の計画」を見てみましょう。※繰り返しですが、スペックはあくまでも「情報をもとにハガーティが算出した予想値」

モデルイヤーグレードエンジン出力
2021右ハンドル(ベースグレード)LT2/6.2リッター 16バルブ OHV490-495馬力
2022Z06LT6/5.5リッター 32バルブ DOHC650馬力
2023グランスポーツLT2/6.2リッター 16バルブ OHV+ハイブリッド600馬力
2024ZR1LT7/5.5リッター ツインターボ DOHC850馬力
2025ZORALT7 HP1/5.5リッター ツインターボ DOHC+ハイブリッド1000馬力
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この計画を見るに、新型コルベットはじつに多彩なエンジンラインアップを持つことが分かりますが、850馬力のZR1でも驚きなのに、なんと1000馬力の「ZORA」が用意されているのはさらに驚愕。

この出力はフェラーリSF90ストラダーレ(V8ツインターボ+ハイブリッド)と同等ですが、当然ながら恐るべきパフォーマンスを発揮するのは間違いなさそう。

実際に、おそらくこのZORAのプロトタイプを指していたのだと思われますが、「パワーが出すぎてパネルやガラスが割れる」という問題も報じられていますね。

なお、このハイブリッドモデルについては、エンジンとトランスミッションとの間にエレクトリックモーターをひとつ、そしてフロントアクスルに2つ、つまり合計3つのモーターを搭載する4WDだと言われています。

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そしてZ06には「フラットプレーンクランク」が採用されると言われますが、これは排気効率のために(乗用車として求められる)様々な要素を犠牲にしたもので、よってこれが現在採用される市販車はフェラーリくらい。

もちろんレーシングカーでは「標準装備」ともいえる機構ですが、よほどの割り切りがないと採用できず、しかしシボレーはその一線を超えるということになりそうです。

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コルベットの価格は今後「値上がり」の可能性

とにかくこれらの数字は「強烈」としか言いようがなく、しかし気になるのはその価格。

コルベットのベースモデル価格は「ポルシェ911の1/3、フェラーリやランボルギーニの1/6」程度ですが、この値付けはシボレーが「ミドシップ化されたコルベットの市場浸透度を高めるため」に採用した戦略的プライスだと言われており、よって「1台売るごとに220万円の赤字が出る」とも。

そのためにシボレーはコルベットの価格を毎年”値上げ”してゆくと報じられており、さらにこれについてはGM内でも前例があるようで、おそらくは今後C8コルベットの価格が上昇することになりそう。

現時点でその値上げ幅などは不明ではあるものの、今後登場することになるZ06、ZR1については「C7コルベットほど安くは設定されないだろう」という認識を持っておく必要がありそうです。

シボレー・コルベット
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VIA: HagertyCorvette Blogger

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