| 新型フォルクスワーゲン・ゴルフRは”真のハンドリングマシン”を標榜している |
さて、フォルクスワーゲンはつい先日、ゴルフ8世代の「ゴルフGTIクラブスポーツ」を発表したところですが、今回は”11月4日に新型ゴルフRを公開する”とアナウンス。
同時にごく短いティーザー動画がレーシングドライバー、タナー・ファウストの公式ツイッターにて#MissionRのハッシュタグとともにシェアされています。
Exciting stuff coming out of Volkswagen R! Can’t wait to see the new Golf R 8 reveal on 11.04.2020!#MissionR pic.twitter.com/Ci4MCUnujG
— Tanner Foust (@TannerFoust) October 14, 2020
ゴルフRはフォルクスワーゲンのリーサルウェポン
ゴルフRは「ゴルフにおけるフラッグシップのひとつ」で、言うまでもなく別のフラッグシップはGTI。
ただ、ゴルフGTIは「FF」レイアウトを採用しており、ホンダ・シビック・タイプR、ルノー・メガーヌRSといったホットハッチをライバルとするのに対し、ゴルフRは「4WD」採用にてアウディRS3、メルセデスAMG A35をターゲットとしています。
ぼくは常々ゴルフRについて非常に高い評価を与えており、「人が乗って、モノも載って、コンパクトで燃費がよく、加速、コーナリング/ハンドリング、安全性に優れる完璧なクルマ」だと考えているわけですね。
そしておそらく、新型ゴルフRはそういった美点に磨きをかけてくるはずで、とんでもなく競争力の高いクルマになるのは間違いなさそう。
現時点でわかっていることはあまりに少ない
なお、今回のティーザー動画公開にあわせてなんらかの情報が公開されたわけではなく、つまり「新型ゴルフRについては、まだ何もわかっていない状態」。
これまでわかっている範囲だと、エンジンはこれまでとおなじ2リッター4気筒ターボ、しかし出力は330馬力程度という話です。
そしてフォルクスワーゲンはゴルフ8世代において、これまでにないほど各モデル間での差別化を拡大しており、フロントバンパーやリアバンパーのデザインも「専用」となる可能性が大きそう。
そのほか、プロトタイプのステアリングホイールには「R」ボタンが確認でき、これはもしかするとポルシェのスポーツクロノに装備されるような「一定の時間だけブーストが増強」されるものかもしれませんね。
そのほか、新型ゴルフRには「ゴルフR+」なる強化版も用意されるというウワサもあり、こちらは402馬力という話も。
もしそれが実現するとなると、まさに「スーパーカースレイヤー」の登場ということになりそうです。