| JCWはハイブリッドを挟まずエレクトリック化 |
さて、今日のニュースダイジェスト、ミニ編。
まずはミニがエレクトリック版JCW(ジョンクーパーワークス)を計画しているという報道ですが、これはカーメディア、Motoring Fileがミニ内部から得た情報として報じています。
これによるとハイブリッドを挟まずに「次期(フルモデルチェンジ版)3ドアハッチ版JCWはエレクトリックになる」とされ、しかしそのルックスは先般発売されたジョンクーパーワークスGPに近いものになる、とのこと。
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エレクトリックモデルだからこそアグレッシブさを強調
そして次世代「エレクトリック」ミニJCWがジョンクーパーワークスGPそっくりのルックスになるということは、あの前後オーバーフェンダーそしてリアウイングも再現されるということになり、ただしフロントグリルは(吸気の必要がないので)閉じられ、センター出しの丸2本テールパイプも削られることになりそうです。
なお、今年3月までミニのJCW部門は電動化に対して否定的な意見を示しており、その理由としては「JCWのコアバリューである”走り”が電動化によって失われる」ため。
それを考慮すると、今回の「次期ミニJCWは電動化」というのはちょっと驚きでもありますね。
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ただし現時点では「エレクトリック版ミニJCW」の詳細は不明のままで、おそらく車体はミニクーパーS Eを使用し、この184馬力のエレクトリックモーターをパワーアップさせるというのが妥当な線。
そしてMotoring FileではこのミニJCWエレクトリックについて「2022年までは発売されない」とも報じられており、しかしそれまでにはなんらかの情報が開示されるのかもしれません。
なお、ミニは「11月17日に何かを発表する」と言われており、この時期に発表されるとなるとニューモデルあろうとコンセプトカーであろうと、それは「エレクトリック化された」クルマであるのは間違いなく、これによって少しは方向性が明らかになる可能性もありそうですね。
「光よりも速く走る男」、フラッシュとのコラボレーションによるミニクーパーS Eも登場
そしてミニは「フラッシュ」80周年を記念し、フラッシュをイメージしたミニクーパーS Eを公開。
この「フラッシュ」はDCコミックに登場するアメリカンヒーローを指しますが、雷によって超人化し、光よりも速く走ることができる能力を手に入れたという設定を持つだけに、ピュアエレクトリックカーであるミニクーパーS Eとの相性は抜群なのかもしれません。
このミニクーパーS Eをペイントしたのはカーマイン・ディ・ジャンドメニコ氏で、ペイントに要したのはわずか10時間、とのこと(さすがにフラッシュを描く男だけあって仕事が速い)。
充電ポートからスパークが飛んでいるところがなんともナイスです。
片側には初代フラッシュであるジェイ・ギャリック。
そしてもう片側には2代目フラッシュであるバリー・アレン。
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