| アルピーヌA110のようなクルマはもう二度と現れない |
さて、先日「ルノーのスポーツブランドに置き換えられる」と発表されたアルピーヌですが、2021年モデルの「A110レジェンドGT(A110 Legende GT)」を発表。
このレジェンドGTは昨年にも限定にて発売されたモデルで、しかし今回発表されたのは「2021年版」ということになります。
その内容としては「A110にA110S同様のスペックを与えた」というものですが、ここで2021年モデルのA110レジェンドGTを見てみましょう。
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2021年モデルのA110レジェンドGTのボディカラーは2種類
まず、2021年モデルのレジェンドGTについて、そのボディカラーは「アビスブルー」と「マットマーキュリーシルバー」の2種類。
それぞれ組み合わせられるインテリアカラーが決まっており、アビスブルーにはアンバーブラウン、マットマーキュリーシルバーにはブラックが用いられます。
いずれのシート素材にはレザーが使用され、ヘッドライナーには「ダイナミカ」、各部にはエクスポーズド(織り目の見える)カーボンファイバー製パーツ、アルミ製フットレストが装着済み。
そのほか、フォーカル製プレミアムオーディオシステム、リバースカメラ、前後パーキングセンサーといった快適装備も備わります。
限定台数は300台に絞られ、シリアルナンバーを刻印した質の高いプレートも装着されています。
アルピーヌA110レジェンドGTに採用されるエンジンは「A110S」同様の292PS(288HP)仕様で、スポーツエキゾーストシステム、ブレーキシステムもA110同様。
0−100km/h加速は4.4秒、最高速度はリミッター作動にて時速250キロに制限されています。
日本への導入については今のところアナウンスはないものの、欧州では71,600ユーロから予約受付中。
アルピーヌA110はどこかのタイミングで購入せねばならない
なお、ぼくはアルピーヌA110に強い興味を持っていて、それは「徹底して軽量化がなされているから」。
車体は言うに及ばず、ブレーキ、ホイール、タイヤにまで軽量化がおよび、室内だとシートやシートレール、そのほか細かいパーツに至るまで。
専用設計の比率が高いところも特別感が感じられるところで、正直「よくこんなクルマを作ったな・・・」とも感心しています。
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そう考えると、どこかのタイミングで手に入れておかねばならないとも認識していて、現在のところ「欲しいクルマの筆頭」に挙がっているわけですね(販売しているディーラーが遠いことがネックだが、ルノーとアルピーヌとが今まで以上に近くなるため、販売体制も今までとは変化が起きるかもしれない)。
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