コルベット史上初のハイブリッド「E-ray」のウワサ続々。「650馬力」「フロントをモーターで駆動する4WD」「0-60マイル加速2秒」。コルベット70周年記念としての登場か

｜　ベースモデルでこれだけの人気があるとすれば、バリエーション拡充によってどれくらいの需要が発生するのか想像もつかない　｜

さらにはそのパフォーマンスもどこまで高くなるのか予測できない

さて、新型シボレー・コルベット（C8）は全世界で大人気となっていますが、さらに人気に拍車をかけそうなのが今後のモデル展開。

先日ティーザー動画が公開されたZ06に加えてグランスポーツ、ZR1、Zoraといったバリエーションが予定されており、今回はそのうちグランスポーツに関する新しいウワサが出ています。

なお、この新型コルベット・グランスポーツについては、「e-RAY」と名乗る可能性が高いと（以前から）報じられていますね。

エレクトリック化されたスティングレイ＝E-Ray

なお、E-rayという名称は「エレクトリック化されたスティングレイ」ということなのだと思われますが、まさにコルベット初となるハイブリッドモデルにはふさわしい名称だとも言えそう。

そしてこの「ハイブリッド化されたコルベット」については、スポーツカーというよりもグランドツアラー寄りの性格が与えられるといい、しかしそのパワーは6.2リッター自然吸気V8エンジン（LT2）＋エレクトリックモーターにより、システム合計650馬力を発生すると言われます。

この数字は現在発売されているベースグレードはもちろん、スパルタンなZ06と並ぶもので、そして「瞬時に最大トルクを叩き出せるというエレクトリックモーターの特性」を生かしてZ06以上の加速を誇ることになるのかもしれません（0-60マイル加速2秒だと言われるが、これはちょっと信じがたい）。

バッテリーはロールセンターに配慮

そしてこのコルベットE-rayのバッテリーパックについて、フロアに敷き詰めるのではなく「センタートンネルに配置される」と報じられ、つまりはポルシェ918スパイダーと同じレイアウトを持ち、ロールセンターの適正化に配慮した結果だと考えられます。

このあたり「妥協」のない本気のスポーツカーを目指したということになりそうですが、このバッテリーによって前輪を駆動する4WDになるといい、時速35マイルまでであれば完全電動走行が可能になるとも。

なお、トランスミッションは8速デュアルクラッチを継続するとされ、プラグインハイブリッドとなるのか、それとも通常のハイブリッドとなるのかは不明ですが、「センタートンネルに収まるバッテリーの量」だということを考えると後者になりそうです（加えてエレクトリックモードでの最高速も低い）。※PHEV説もある

ただし今のところ確たる情報はなく五里霧中なのもまた事実であり、このコルベットE-rayについては、2022年に発表され、2023年のコルベット70周年の折に発売開始という説もあるようですね。

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参照：Muscle Cars & Trucks