| ひとまず2022年発表のニューモデルはトナーレとして、残る4台は? |
アルファロメオは今後「ドライバビリティ」に特化するとコメントしているが
さて、アルファロメオが「2022年以降、2026年まで、毎年1台のニューモデルを発表してゆく」とコメント。
これはアルファロメオCEO、ジャン・フィリップ・インペラート氏が述べたもので、2022年に先陣を切って発表されるのは「トナーレ」。
ちなみにこのトナーレはもともと今年発表される予定だったものの、その出来栄えにジャン・フィリップ・インペラートCEOが不満を持ったために発表が延期されたと言われます。
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他にはどんなクルマが登場?
なお、2022年から2026年までというと5年あり、となるとトナーレを除くと「あと4台」。
そのうち1台はトナーレの下に位置する小型SUVだと言われますが、残る3台は全く不明。
ただし、今後発表される新型車が必ずしも「ブランニューモデル」とは限らず、既存モデル(ジュリアやステルヴィオ)のフェイスリフト版である可能性もあるため、ぬか喜びは禁物かもしれません。※さらに、2026年に発表されるモデルは、2027年に「発売」されるエレクトリックモデルかもしれない
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しかしながら、アルファロメオは今後「テクノロジー」よりも「ドライビングプレジャー」を追求することも表明し、「我々が売るのはiPadではなく自動車である」ともコメントしているので、ドライビングに特化したクルマをリリースしてくるであろうことは間違いなく、となると最近「プロジェクトが復活した」といわれるGTVにも期待してしますね。
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参考までに、アルファロメオは2018年に「GTV」「8C」といったスポーツカーを含む再生計画を発表しており、しかし翌年にはこれをいったんキャンセル。
しかし「ステランティス」始動にあたって、再度計画の変更があったものと思われます。
アルファロメオは2027年以降「すべてのモデルが電動化」
今回のニューモデル計画に加えて、ジャン・フィリップ・インペラートCEOは「2027年以降はすべてのモデルを電動化する」と発表しており、しかしこちらも現時点ではその詳細がわからなず、どういった動きを見せるのかは全くの謎。
すでに発売されているガソリンエンジン車を残しつつ「電動化されてグレードを追加する」のか、ガソリン車を一切廃止するのか、そして「電動化」と言ってもそれは「PHEV」なのか「ピュアEV」なのか。
おそらくアルファロメオとしては複数のシナリオを持っているのだと思われますが、市場や環境がどう変化するかわからず、よってそれらの変化次第で臨機応変に対応することを考えており、現時点では「決まったプランを語ることはできない」のかもしれません。
なお、自動車業界の電動化は「思ったよりも速い速度で」進んでいるといいますが、一方で急すぎる電動化によって安全性がおざなりにされているという見方もあり、EVが引き起こす火災は人体や財産はもちろん、自動車メーカーにも大きなダメージを与えるとも。
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加えて、ユーザーのすべてが「完全にEVへと移行」できる環境にいるわけではなく、よってラインアップを「すべて電気自動車」とすると、販売を大きく落としてしまうという意見もある模様。
そういった事情を考慮してか、トヨタは「一気に電動化を進め、EV一辺倒にはならない」ともコメントしていますね。
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参照:Reuters