| さすがにこのキドニーグリルが光ればいやでもパトカーだとわかる |
M3コンペティションは1年の期間限定にてBMWから貸与、「特別な任務にあたる」ことに
さて、オーストラリア警察がBMW M3をパトカーに採用した、と発表。
オーストラリア警察はこれまでにもBMW i8、アウディS7、RS4アバント、BMW M5コンペティション、ポルシェ911カレラ、レクサスRC F、メルセデスAMG E43、ホンダ・シビック・タイプRなどをパトカーに採用しており、先代M3を「覆面パト」として導入したことも。
こういった話を聞くと「税金の無駄遣い」という声が出てきそうですが、これらハイパフォーマンスパトカーのほとんどは現地ディーラーやインポーターからの「貸与」だといい、今回のM3コンペティションについても期間限定(1年)のレンタルなのだそう。
ただし公務執行に必要なモノはすべて装備
ただ、レンタルといえども警察車両としての公務を行うに当たり必要な装備はすべて装着されており、警察無線やそのためのアンテナ、そしてパトライトなどが装着済み。
ボディ上のグラフィックはもちろん(あとで剥がせるよう)カッティングシートによって再現されているのだと思われます。
なお、ボンネット上の「POLICE」文字は反転仕様となっていますが、おそらくは「先行車のルームミラーに映ったときに正転して見える」ように考えられているのでしょうね。
ただ、これまでにオーストラリア警察が導入したパトカーについては下の画像のように「POLICE」文字が反転していないので、今回の「反転POLICE」はこのBMW M3コンペティションのみの特別仕様なのかもしれません。
参考までにですが、BMWは先行するクルマのルームミラーに映る姿を重視しているといい、現在巨大化しているキドニーグリルについても「ミラーに映ったときにBMWだとわかるよう」にしたものだといい、古くは「2002ターボ」においてやはり「前を行くクルマにプレッシャーをかけるよう」に”2002 turbo”文字を反転させてフロントバンパーに用いているので、このM3コンペティションにおける反転文字はBMWの指示によるものだとも考えられます。
BMW M3コンペティション「パトロールカー」はキドニーグリルが光る
そしてこのM3コンペティション・パトカーに話を戻すと、こんな感じでキドニーグリル、バンパー内のロワーグリルが発光することになりますが、おそらくは向かって左側がブルー、右側がレッドに発光することになるのだと思われます。
リアはこんな感じで、トレイ部分にLEDライトバーが仕込まれているようですね。
合わせて読みたい、オーストラリア警察関連投稿
-
オーストラリア警察がメルセデスAMG E43をパトカーに。ハイパフォーマンスカー軍団結成
オーストラリア警察がメルセデスAMG E43をパトカーとして導入。これは先に採用されたメルセデスAMG GLE 63Sとの入れ替えになるそうですが、またもや「AMG」。それだけオーストラリアはスピード ...
続きを見る
-
これは反則!オーストラリア警察がBMW M3の「覆面」パトカー導入。これは外観からでは判断できない・・・。
| しかもこのクルマから逃げ切ることは不可能に近い Facebookグループ、Australian Police Vehicles(その名の通り、オーストラリアのパトカーの情報を集めている)に最近投 ...
続きを見る
-
オーストラリアにて、ホンダ・シビック・タイプRがパトカーとして納車!人々の安全意識を高めるためにSNSを通じて今後拡散されてゆくことに
注目度の高い車を注意喚起に使用するのは警察にとっても効率的な手段かもしれない オーストラリアはサウス・ウェールズ警察がホンダ・シビック・タイプRを警察車両として導入した、と発表。なお、これはサウス・ウ ...
続きを見る