| ロータスはこれから3つのEVを発売する計画を持っている |
ひとつはこのSUV、そして4ドアクーペにスポーツカー
さて、ロータスは初のエレクトリックSUV「エレトレ(未だにこの名前には慣れないな)」を発表したところではありますが、これはコードネーム「タイプ132」と呼ばれていたモデル。
そしてロータスはこの他にもタイプ133(4ドアクーペ)、タイプ134(SUV)、タイプ135(スポーツカー)と社内にて呼称されているEVを発売する予定だとしており、今回はロータスの販売部門管理者、マイク・ジョンストン氏がタイプ134についての情報をカーメディアに語っています。
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ロータス「タイプ134」はポルシェ・マカンEVのライバル
なお、エレトレがポルシェ・カイエンの対抗馬であることは周知の事実ですが、このタイプ134はエレトレよりもやや小さいボディを持ち、ポルシェが2024年に投入するであろうマカンEVのライバルたることを想定している、とのこと(以前にも一度、同様のコメントがなされている)。
そしてロータスによれば、2028年までには「このタイプ134がロータスの販売の約半分を占めることを予想」しているといい、つまりこれはロータスにとって屋台骨を支えるモデルになる、ということを意味します。
加えてマイク・ジョンストン氏は「タイプ134は、エレトレとは異なるプラットフォームを使用する」ことについて言及しており、これが事実だとすると、以前に報じられた「ロータスの新世代EVは、すべて同じEV専用プラットフォーム、ロータス・プレミアム・アーキテクチャーを採用する」という報道とは異なり、どこかでなんらかの変更が生じたのかもしれません(このプラットフォームは、2,889mmから3,100mmまでのホイールベースを持つCセグメントおよびEセグメントの車両に対応するとされていた)。
そのほかマイク・ジョンストン氏が述べたのは「タイプ134では、航続距離と高速走行性能を向上させるために、トリックエアロダイナミクスを採用する」ということで、エレトレとよく似たルックスに加え、エレトレよりも進化したアクティブエアロが投入されることになるのかもしれません。
加えて同氏は「私たちが市場に導入する未来のクルマは、お客様がロータスに期待することを保証するため、多くの努力を行ってきました。これらのクルマについては、ロータスのフィーリングや走りを理解している人たちが開発に携わっており、ロータスのバッジを付けただけの電動SUVではなく、ロータスのように見え、感じ、走るように設計されているのです」とも。
実際のところ、エレトレにおいてロータスのデザイン言語は大きく変わったと認識していますが、「これが新しいロータス」と言われても素直に納得できるデザインを持っていると認識していて、これまでのロータスとはボディ形状やサイズ、デザインそのものがまったく異なるのに「ロータスだと認識できる」のは非常に不思議だとも考えています。
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ロータス・タイプ134の名称は「エチュード」もしくは「エンヴィア」?
一方、まだタイプ134についてわかっていないのは出力や重量、航続距離、価格やネーミング。
ちなみに重量については、以前にロータスのマネージングディレクターであるマット・ウィンドル氏が「2トン以下になる」とコメントしているので、これを信じるとして、ネーミングは(ロータスが出願している範囲から推測すると)「Etude(エチュード)」または「Envya(エンヴィア)」となる可能性が大。
もちろんこれはロータス伝統の「E」ではじまるネーミングであり、ロータスはいかに経営陣が入れ替わったとしても「伝統を忘れない」ということになりそうです。
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そして伝統という意味では、上述のとおり「軽量性」「ハンドリング」についても、ロータス創業者であるコリン・チャップマンの思想を受け継ぐことは間違いなく、タイプ134については大いに期待がかかるところですね。
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参照:Autocar