| おそらくはミドシップ、そして1,000馬力を超える出力が与えられるものと思われる |
アルファロメオはこのスーパーカーについて「博物館に展示されるような」存在となることを願っている
さて、アルファロメオはかねてより「スーパーカーを発売する」ことについて言及していますが、今回ついに「8月30日に、(アルファロメオ博物館のある)アレーゼにて発表会を行う」とアナウンスし、最新のティーザー画像を公開することに。
本件につき、アルファロメオCEO、ジャン・フィリップ・インペラート氏は「このプロジェクトは夢の実現であり、我々のチャレンジングなチームが、何かユニークなものを成し遂げたいと願って生まれたものです」と述べています。
なお、発表が行われる”8月30日”につき、モンツァで開催される2023年F1イタリアGP(9/1~)に合わせたものだと考えられ、いかにアルファロメオがこのニューモデルに力を注いでいるかということがわかろうというものですね。
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アルファロメオの新型スーパーカーの名称は「6C」に?
このアルファロメオの新型スーパーカーにつき、すでに情報が内々に出回っており、いくつかのルートから話をいただいているものの、もちろんそれを公表することはできないため、あくまでもぼくが「何も知らない体(てい)」でゆきたいと思います。
ウワサベースで語るならば、このアルファロメオ製新型スーパーカーについて、その名称は「6C」となる可能性が大。
これまでアルファロメオは4C、8Cといったスーパースポーツを発売していますが、4Cは4気筒、8Cは8気筒エンジンを積んでいたので、もし本当に「6C」を名乗るならば、このスーパーカーは6気筒エンジンを搭載するということに。
もちろんアルファロメオは”クアドリフォリオ”に積まれる2.9リッターV6エンジンを持っており、よって「6気筒エンジンを積んで6Cを名乗る」というウワサは信憑性が高いと考えていいのかもしれません。
加えて、以前に公開されたティーザー画像においても、”e”部分について、丸型テールランプと「6」をかけているという解釈が大半であったので、やはりこのスーパースポーツは6気筒エンジンを積むと考えてよいかと思います。
ただ、このV6エンジンのみだと、スーパーカーを名乗り、そして数々のライバルに対抗するには「パワー不足」も否めず、よってなんらかの電動化によって、1,000馬力を超えるシステム総合出力を達成してくるという見方もあるようですね。
どの程度「アルファロメオ」のオリジナル性が確保されるのか?
そこで気になるのが「どれくらいアルファロメオのオリジナルの設計を持つのか」「どれくらい、このスーパーカーが独自の設計を持つのか」。
現時点ではこの新型スーパーカーについては確たる情報がなく、たとえばフロントエンジンなのかミッドエンジンなのかもまったく不明。
ただし4Cと8Cがミドシップであったこと、そして「ティーポ33ストラダーレをモチーフにすること」を考慮すると、この新型スーパーカーはまずミドシップと考えてよいかと思われます(ジュリアをパワーアップして”スーパーカーです”と言われても納得できない)。
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ただ、アルファロメオは現在ミドシップスポーツを持たず、となるとミッドエンジン用のプラットフォームを持たないわけですが、いくらなんでも今回の限定スーパーカーのために新規にプラットフォームを開発するとは(コストがかかりすぎるので)考えられず、よって同じステランティスを親会社に持つマセラティMC20のカーボンモノコックを流用する可能性も見えてきます(そしてこのマセラティMC20につき、開発初期にはアルファロメオ4Cのプラットフォームを使用していたので、マセラティとアルファロメオとの関連性は低くない)。
しかしながら、仮にMC20のプラットフォームを活用するにしても、このアルファロメオの新型スーパーカーがMC20の兄弟車というべき存在になる可能性は低く、おそらくはアルファロメオ独自の設計がふんだんに盛り込まれることになるであろうとも推測しています。
実際のところ、ジャン・フィリップ・インペラート氏は「このスーパーカーについて、すべてがアルファロメオによって開発が進められる」ということに言及し、かつ「私たちは、このスーパーカーを、アレーゼの博物館に展示できるようなクルマとして開発しています。アルファロメオの歴史として誇れるものです。それこそが私たちが望んでいることなのです」とコメントしたことも。
さらには「象徴的で、超セクシーで、排他性が高い」とも語っており、よってこの新型スーパーカーは「今後ずっと、アルファロメオの資産として語り継がれるような」クルマとなるのは間違いない、と考えているわけですね。
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