| BMWのデザイン的進化の速度があまりに早く、現行モデルが「時代遅れ」に見えるほど |
しかしこれくらいの速度でないと時代をリードできないのかもしれない
さて、BMWが10月11日に発表する新型X2(X2 M35i xDrive)の最新ティーザー動画を公開。
映像はグリルの様子から始まり、グリルフレームには(最新BMWではおなじみの)イルミネーションが施され、右側にはMバッジが装着されています。
次いでボンネットの2つの盛り上がった部分に挟まれた”くぼみ”の中にあるBMWのエンブレムが映し出されますが、この「キドニーグリルの左右」を強調したボンネット上の隆起は今後のBMWにも継続されるひとつのトレンドとなりそうです。
新型BMW X2にはこんなディティールが与えられる
そのほか今回のティーザー動画で確認できるのはシャープな形状を持つブラック仕上げのサイドミラー、そして複雑かつ複数のファセットを持つホイール(ダイヤモンドカット)、そしてドリルド・ブレーキ・ディスクとMブランドのブレーキキャリパー。
リアだとウインドウ下部に「スプリット」っぽい形状を持つスポイラーを装着し(これも近年のBMWのトレンドである)、バンパー下部には、左右2本ずつのクワッドエキゾーストパイプ、その上にはボクシーな盛り上がりも確認可能。
BMWのティーザーサイトによると、X2 M35i xDriveは296馬力を発揮し、時速100キロメートルまでを5.4秒で到達すると説明されていますが、この数字は2023年6月に初公開されたX1 M35i xDriveとほぼ同等であり、メカニズム的に両者は多くを共有することになりそうです。
なお、X1 M35i xDriveは、機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャルと7速デュアルクラッチ・ギアボックス(ZF製8速ATではない)と全輪駆動を備え、調整可能なMサスペンションが標準装備されており、これらもX2に受け継がれると考えていいのかもしれません。
キドニーグリルは様々なデザインへと形を変える
今回のティーザー動画で明らかになったのは上記に加えて「新型X2のキドニーグリル」。
これは5角形のような形状を持つもので、左右外側の先端が大きく(さらに端へと)引き伸ばされています。
この形状は現在のところBMWでは”新しい”もので、以前にBMWのチーフデザイナー、ドマゴイ・デュケック氏が「これからキドニーグリルには様々なバリエーションが登場する」と語っていた内容を証明するものだとも言えそうですね。
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参照:BMW M(Youtube)