| しかもこのC3コルベットは非常に希少な「最終記念モデル」でもある |
おそらく今頃は全米から「買取希望」が殺到しているに違いない
さて、ここ最近での大きな話題が「ガレージにて40年以上眠っていたC3世代の4台のコルベットが一度に発見された」こと。
これらはいずれも一箇所にて見つかり、そして長期間放置されていた割には保存状態に優れ、かつ走行距離が低いことから注目が集まっているわけですね。
そして現時点では4台のうち、3台のコルベットの清掃と原状復帰を行う様子がWDディティーリングの公式YouTubeチャンネルへと公開されていますが、その最新の動画に収められているコルベットの走行距離はわずか33マイル(53km)にとどまり、おそらくは世界でもっとも走行距離が短いC3コルベットではないかと見られています。※「ディーラーから自宅へと乗って帰ってそのまま」の距離
このC3コルベットは「最終モデル」「コレクターズエディション」
そしてこのコルベットが発見されたのはこういった農家の納屋。
扉を開けると左手に3台、そして右側にも1台。
そして今回の動画の主役である1982年製のC3コルベットは「最終生産年」モデルに該当し、さらなるパワーを得るクロスファイアインジェクション、キャビン後部の使い勝手を向上させるヒンジ付きリアガラスなど多くの改良が加えられた価値の高いモデルです。
さらにこの個体は「コレクターズ エディション」だといい、エクステリア/インテリアともに特別な仕様を持つのだそう。
埃を被ってはいるものの、このC3コルベットの程度は良好
もちろんこの納屋の所在地は公開されていないものの、比較的湿度の低い地域であるようで、幸いなことに(埃は被っているものの)サビで各部が腐り落ちるようなことはなく、ざっと高圧洗浄を行うだけでもけっこうきれいに。
樹脂パーツに劣化は見られるものの、エンジンルーム内の程度も良好。
足回り、とくにブレーキ関係の固着もないという理想的な状態です。
一方、スペアタイヤ含む一部スペースにはネズミの巣が見られ、これはバーンファインドの”お約束”かもしれません。※紫外線に当たっていないせいか、タイヤの状態もかなり優れる
アルミホイールの腐食や酸化も見られず、比較的容易にコンディションを回復でき・・・。
インテリアに至っては新車と見紛う状態ですね。
こちらがざっとディティーリングを行った状態ですが、ここからは機関のチェックや必要な修復が行われるものと思われます。
40年以上もの間放置されたシボレー・コルベットを納屋から救出し内外装をきれいにしてゆく動画はこちら
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