Image:SUBARU
| グッドウッド フェスティバル オブ スピードでのヒルクライム競技ではいかんなくそのパフォーマンスを発揮することとなるであろう |
WRX プロジェクト ミッドナイトのステアリングホイールを握るのは元F1ドライバーのスコット・スピード
さて、先日よりティーザーキャンペーンが展開されていた「WRX プロジェクト ミッドナイト」の概要がリリース。
このワンオフモデルはグッドウッド フェスティバル オブ スピードにて実車公開がなされる予定ですが、カーボンファイバー製のボディと9,500rpmまで回転するエンジンを搭載し、そして「ミッドナイト」の名にふさわしい、文字通りの漆黒の内外装をまといます。
なお、スバルはWRX プロジェクト ミッドナイトをして「スバル モータースポーツ USAから登場する、最も速いWRXのレーシングカー」だと述べており、ここでその内容を見てみましょう。
スバル WRX プロジェクト ミッドナイトはこんなクルマ
このWRX プロジェクト ミッドナイトに搭載されるエンジンは同社のラリークロス チームから派生した2.0リッターフラット4(もちろんターボチャージャーにて加給)で、その出力はなんと670馬力という途方もない数字。
ボディパネルがフルカーボン化されることで大幅に軽量化がなされ、車体重量はわずか1,120kg(ベースとなるWRXよりも453kg軽い)に収まり、もちろんスバルらしく4輪を駆動するため、そのパンチ力は相当なものであると思われます。
カーボンファイバー製のボディには、あらゆる種類のアップグレードが盛り込まれ、フロントだとウィングレットと巨大なフロントスポイラーが備わっており、そこへアグレッシブに張り出したホイールアーチが融合することでワイルドな外観を実現。
リアウィングは、スバルUSAチームのラリーカーで実際に使用されているパーツを大幅に改造したもので、足回りにはターマック用に特別に調整されたカスタムサスペンション、そして18インチサイズのスリックタイヤが装着されています。
グッドウッド フェスティバル オブ スピードにてヒルクライムを走るのはラリークロスのチャンピオンで元F1ドライバーのスコット・スピードだとアナウンスされており、今回のチャレンジに際して同選手は以下のようにコメントし、当日の走りには期待がかかります。
スバル モータースポーツ USA とバーモント・スポーツカーのチームは、まさに野獣のようなクルマを届けてくれました。このクルマを運転すると、明らかにラリークロスのルーツを持っていることがわかりますが、幅広のタイヤ、トラック、ジオメトリーにより、非常にユニークな感覚と信じられないほどのグリップが得られます。半分はラリークロス、残り半分はスポーツカーといった性格を持つ究極のドライビングマシンであり、運転するのが本当に楽しいクルマです。
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